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1999/04/02
【富山新聞】

連載企画/潮流、「富山県議選で国会議員走る」、「系列」の戦い影潜める
 二日告示の富山県議選に向けて、県関係国会議員は地元の選挙区に戻り、各候補者の支援を本格化させる。自民党では、平成八年の小選挙区制度の導入で、自分の系列議員を熱心にてこ入れするかつての「代理戦争」が影を潜めた。民主党では、富山市での現有二議席を死守するため、県関係国会議員が個人演説会など候補者に張り付き、票の掘り起こしに専念する。
●等しく支援
 「特定候補者だけの応援はしない」。先月十七日の本会議直前、自民党県連会長の綿貫民輔代議士の呼び掛けで、中選挙区時代に旧富山2区で競い合った萩山教嚴、橘康太郎両代議士(比例代表)とともに国会の控室に集まり、各候補を等しく支援する方針を申し合わせた。
 今回の県議選は、自民党県関係国会議員が候補者への支援の濃淡を鮮明に出来ないのが特徴となっている。選挙区に複数の党公認候補者が出馬した中選挙区制度時代は「系列県議を一人でも多く持つことが、自分の選挙での得票増につながった」(ベテラン秘書)ことから、各国会議員が系列議員の支持拡大にしのぎを削っていた。しかし、公認候補者を一人だけ擁立する小選挙区制度では、各選挙区内の全県議から応援を得る政党選挙となり、特定の候補者だけを肩入れできなくなった。
 綿貫県連会長は「事務所を激励に回る程度しか、現状では動けない」と話し、富山県に入るのは三、四日と投票日だけである。
 県選挙区の鹿熊安正参院議員は前回、死去した永田良雄参院議員とともに、県東部と西部に分かれる支援体制を取っていたが、「一人となる今回は、個人演説会まではカバーできない」と話し、全候補者の事務所だけを回ることになる。長勢甚遠、
宮腰光寛の両代議士も「党公認候補者の全員の当選を目指す」と声をそろえる。もっとも、代議士の周辺からは「自分を応援してくれた候補者が支援を要請してきた場合、断ることができるかは難しい」「苦戦する候補者にはてこ入れもあり得る」との声も漏れる。

1999/04/03
【富山新聞】

混戦9区で火花、平成11年とやま県議選
 富山県議選がスタートした二日、選挙戦に突入した九選挙区では各候補が地元神社での必勝祈願の後、選挙事務所での出陣式を行って気勢を上げ、早速、選挙区内へ飛び出した。保守同士の激しい前哨戦を繰り広げてきた選挙区では、出陣式の最中に別の候補者の選挙カーが横切る場面もあり、初日から火花を散らせた。
●魚津市、「一人二役」も、複雑な地域事情反映
 ◇…自民現職二人に対し自民市議だった新人一人が無所属で挑む。降り出した雨が午前十時ごろから本降りとなる中、各陣営とも街宣車で地元を中心に回り、懸命に支持を訴えた。いずれも地元の神社で必勝祈願を済ませ、出陣式で気勢を上げた。
 ある候補の推薦人は陣営で投票を呼び掛けた後、別の候補の出陣式でげきを飛ばす「一人二役」を演じたかと思えば、革新系の元市議があいさつした陣営には自民現職代議士の電報が寄せられるなど、複雑に絡む地域事情を展開する選挙戦となった。
●下新川郡、接戦予想し熱い戦い
 ◇…前回と同じ顔触れの三陣営が告示前から激しいしのぎを削り、トップ当選から次点まで千七百票余りの差だった前回同様の接戦が予想されており、三候補は出陣式を済ませると一斉に街に繰り出した。
 共に大票田の入善町を地元とし、新旧対決として日増しに熱が上がっている自民現職と無所属新人の陣営では、出陣式の開始時間の関係で、自民現職の出陣式の最中に無所属新人の街頭宣伝カーが横切る一幕も見られた。
 朝日町が地元の自民現職陣営も初日から入善町まで足を伸ばして支持を訴え、草刈り場となる宇奈月町を含めて熱い闘いが繰り広げられた。
●黒部市、代議士も熱弁ふるう
 ◇…自民現職と無所属新人二人が出馬した激戦を反映し、街宣車のボリュームは初日から上がりっ放しとなった。
 無所属新人の両陣営では、いずれも午前九時から事務所前で出陣式を行った。一方が荻野幸和市長の来援を受け「負けることは絶対許されない」とボルテージを上げれば、一方の陣営も「後れを取り戻すため、きょうは二十五カ所で街頭演説、夜は七カ所で個人演説会を開く」と闘志満々。自民現職陣営は三十分遅れで出陣式を行い、
宮腰光寛代議士が「今回は私の評価も問われる選挙になる」と大声を張り上げた。
●中新川郡、町を二分し支持競う
 ◇…激しい前哨戦が繰り広げられ、中でも立山町を二分している自民現職と無所属新人の出陣式では、いずれも出席した支持者全員が鉢巻きを締めて気勢を上げ、熱気に包まれた。自民現職は「四年間の実績を生かして、さらにご恩返しをしたい」と一層の支持を訴えれば、無所属新人も「福祉、観光、農業を、人を大切に生かして育てたい」と公約を述べ、負けずに支持を求めた。
 上市町から出馬した自民現職も力強く支援を訴えたが、同陣営幹部は「上市からの立候補者は一人のためムードの盛り上がりは今ひとつ。これからが勝負」と気合を入れた。

1999/04/08
【富山新聞】

連載企画/富山県議選・激戦区を行く〔黒部市〕
■〔黒部市〕(定数2)、天王山は三日市地区、3候補が入り乱れ、攻防
 無風区が一転、最激戦区になり、自民現職と無所属新人二人の三人が告示直後から激しい票の奪い合いを繰り広げている。選挙戦が終盤に差し掛かった七日昼過ぎ、勝敗の行方を決する天王山の三日市地区には各陣営の街宣カーが次々に乗り入れ、黒部市役所周辺は騒然とした雰囲気に包まれた。
 「一体、だれがリードしているのか分からない。大変な激戦だ」。三つの陣営では互いに手ごたえを強調しながらも、「だんごレース」で票が読めない状況に神経をいらだたせている。
 自民現職陣営では当初、昨年夏の衆院富山2区補選で旧住博司代議士系列と長勢甚遠代議士系列を一本化し、かつては対立した旧住系の
宮腰光寛代議士を誕生させたいきさつから「トップ当選を目指す」としていたが、新人二人の激しい追い上げに「今やトップ当選など悠長なことを言っている状況でない」と六日夜、緊急幹部会を招集し、組織の引き締めを強く指示した。「上の方ばかり見ていて、肝心の下部が動いていない」。幹部の口調が厳しくなる。
 同陣営では前日夜、候補の地元で開いた個人演説会で、応援の荻野幸和市長が楽観ムードを強く戒めたばかり。「せっかくの保守一本化をふいにした」(関係者)と旧住系への風当たりも強く、
宮腰代議士が「富山2区のほかの党公認候補も応援しなければならない」と東奔西走する姿に、「こちらは宮腰代議士誕生の立役者なのに」と不満をぶつけた。
●舌戦も過熱
 新人二人の票取り合戦も激しさを増している。前市議の陣営が「地元の生地地区をほぼ一本化した」とするのに対し、もう一方の新人陣営では「五人もの市議が激しく争ってきた地区。簡単にまとまるはずがない」と、血縁などを頼りに票の切り崩しを狙う。個人演説会では、地区ごとの詳しいデータを駆使して福祉や農業問題を訴える前市議に対し、初めて政治の場に名乗りを挙げた一方の候補は不況やいじめ問題など、これまでの「政治の無策」をアピールし、舌戦は過熱する一方である。
 天王山とされる三日市地区は市全体で約二万九千票のうち五千票を占める大票田。自民現職のかつての地元でもあるが、商業地区のため旗色を鮮明にしない人が多い。新人二人がそれぞれ青年団や応援の市議、青年会議所OBなどを頼りに食い込みを図れば、現職陣営も負けずに防戦に努め、集票の火花を散らしている。

1999/04/10
【富山新聞】

連載企画/富山県議選・激戦区を行く
■〔魚津市〕、「身内同士」で骨肉の争い、会議所も等距離姿勢
 保革で分け合ってきた図式が前回で崩れ、議席を独占している自民現職二人に今回、保守系無所属新人が挑戦する。三氏とも長勢甚遠代議士系列とされ、「身内同士」の骨肉の争いとなっている。
 八日夜、市内で開かれたある陣営の総決起大会。応援演説に立った魚津商工会議所の副会頭が「会議所には副会頭が三人いるが、各陣営に割り振られ…」と口を滑らせてしまった。同会議所が三人の候補に等距離で臨んでいることを物語るものであり、聴衆から失笑が漏れた。会場で「この候補をぜひ」と熱弁を振るった別の弁士は、前回選挙で相手候補の一人を応援した人物であった。
 保守地盤を引き裂く三つどもえの選挙は、昨年の衆院富山2区補選をめぐる自民党魚津市連内のしこりに端を発するとの見方がもっぱらである。難航の末、旧住博司代議士系列の県議だった
宮腰光寛氏に一本化された選考過程で、長勢系に亀裂が入ったという。新人候補は魚津市議会最大会派の会長ポストに就いていた「重鎮」であることから、市内保守陣営を三つに分裂しかねない戦いに発展し、党市連では無所属新人への対応をめぐって、内部に新たなしこりを残したとされる。
●反応はいま一つ
 もっとも、市内を走る選挙カーが「当選させてください」「あと一歩です」と絶叫型の連呼を繰り返すのに対して、市民の反応はいま一つのようである。市民の一人は「三人の候補者の政策のどこに違いがあるのか、よく分からない」と話し、保守三陣営が入り乱れる選挙戦に冷ややかな視線を投げ掛けた。

1999/04/12
【富山新聞】

激戦勝ち抜き歓喜の嵐、富山県議選
■一歩及ばず無念の涙、新人台頭、「合区」厳しく
●元議長の経験と実績生かせず、下新川・西島さん
 下新川郡選挙区で元議長の西島栄作さん=自民=が激しく争った新人らに敗れ、涙をのんだ。
 当初から出馬の遅れや七十七歳という高齢などがマイナス材料となって厳しい選挙戦を強いられ、経験と実績を後ろ盾に巻き返しを図ったが、あと一歩及ばなかった。
●勢力一本化も票を伸ばせず、黒部・堀内さん
 黒部市選挙区で、四期目を目指した元副議長の堀内三郎さん=自民=が涙をのんだ。
 堀内さんは昨年の住博司代議士の死去に伴う衆院富山2区補選の自民党候補者選考で、
宮腰光寛氏の擁立で黒部市内の自民勢力を一本化させた。しかし、七十歳の高齢であることもあり、新人二人に足元をすくわれた。                     

1999/04/17
【富山新聞】

稲垣利恭氏が出馬表明、新湊市長選、市発展へ不退転の決意
 松木康祐新湊市長が七月二十三日の任期満了に伴う次期同市長選に出馬しないことを表明したのを受け、代議士秘書稲垣利恭氏(52)=新湊市本町=は十六日、同市本町一丁目の南長徳寺公民館で開かれた自治会定例総会で、同市長選に立候補することを表明した。
 稲垣氏は同日、四方政治自民党新湊市連合支部長に立候補の意思を伝えるとともに、同党推薦の要請をした。自民党の新湊市議十五人にも出馬の意思を伝え、支援を要請した。南長徳寺自治会定例総会の席上、稲垣氏は「新湊を活力ある市にするため不退転の決意で立候補したい。支援をよろしくお願いします」と述べ、約三十人の自治会役員は同氏の意向を了承した。
 稲垣氏は自民党富山県連職員から、昭和六十二年に永田良雄参院議員の秘書となり、昨年、同氏の死去に伴い、
宮腰光寛代議士の秘書を務めている。

1999/04/17
【富山新聞】

土砂管理対策ただす、衆院建設委で宮腰光寛氏、下新川海岸など例に
 自民党の
宮腰光寛代議士は十六日、衆院建設委員会で質問に立ち、審議中の海岸法の改正案に関連して、黒部市の下新川海岸の侵食防止など総合的な土砂管理対策について建設省の説明を求めた。
 青山俊樹河川局長は下新川海岸について「急こう配で、対策が難しい。砂の流れの解明や深い水深に対応した離岸堤の設置などに取り組みたい」と総合的な対策を推進する考えを示した。
 
宮腰氏が排砂ダムを持つ黒部川と下新川海岸を総合的土砂管理のモデル地域として研究するよう提案したのに対して、関谷勝嗣建設相は「災害防止、環境保全、利活用のために総合的な調査、研究を積極的に推進していきたい」と述べた。
 海岸道路の整備について、井上啓一道路局長は「富山、魚津、朝日間に湾岸道路構想があり、進ちょく状況をみながら支援したい」と前向きな姿勢を示した。

1999/04/19
【富山新聞】

代議士秘書を辞職、稲垣利恭氏、新湊市長選で
 七月二十三日の任期満了に伴う新湊市長選に出馬を表明した代議士秘書稲垣利恭氏(52)=新湊市本町=は十八日、市長選出馬の準備に専念するため、
宮腰光寛代議士に秘書の辞職願いを提出、受理された。

1999/04/19
【富山新聞】

連載企画/富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛
宮腰氏、砂浜の車規制に配慮を
 自民党の
宮腰光寛代議士は十六日、衆院建設委員会で質問に立ち、今国会で審議中の海岸法改正案に関連して、「砂浜は恋が芽生える場所」と述べ、車の乗り入れ規制などは地域事情に配慮するよう求めた。
 改正案では、指定区域で車の乗り入れや船舶を放置した者に対して三十万円以下の罰金や六カ月以下の懲役などの罰則を定めている。しかし、例えば石川県羽咋市の千里浜が指定された場合、観光名所がなくなることになる。
 
宮腰氏は「私の友人に、千里浜で車で知り合って、ゴールインしたカップルがいる」と紹介し、砂浜の特徴や駐車場の整備を念頭入れて規制するよう指摘し、これには建設省側も弾力的な運用を約束した。

1999/04/20
【富山新聞】

吉倉直樹氏も出馬の意向、新湊市長選、今週末にも表明、県議、市儀に調整一任、新湊市長選で自民支部、連休前後に一本化
 任期満了に伴う新湊市長選に向け、元代議士秘書でケーブルテレビ放送局勤務の吉倉直樹氏(51)=同市立町=が十九日までに、地元自治会や商店街協同組合の役員会で立候補の意思を明らかにした。吉倉氏は「今週末にも記者会見をして正式に出馬を表明したい」と話している。
 同市長選にはこれまでに、元代議士秘書稲垣利恭氏(52)=新湊市本町=が出馬表明し、地元自治会の推薦を得るとともに、自民党新湊市連合支部に推薦願いを提出している。
 稲垣氏は故永田良雄参院議員、
宮腰光寛代議士の秘書を務め、吉倉氏は綿貫民輔代議士の秘書を務めた経験がある。
●県議、市儀に調整一任、新湊市長選で自民支部、連休前後に一本化
 松木康祐新湊市長の引退表明を受けた七月二十三日任期満了の同市長選で、同市選出の県議二人と同市議十五人の会合が十九日、同市役所で開かれ、二十一日に自民党新湊市連合支部総務会を開き、保守系候補の一本化について一任を取り付ける方針を申し合わせた。二十六日夕までに各支部から候補者の推薦を受け付け、県議と市議で選考、調整に入ることにしている。
 会合の後、四方正治同市連支部長(県議)は「(立候補に向け)先行している人がいるので、選考日程を当初考えていたよりも早め、黄金週間前後に候補者を絞りたい」と話した。
 また、五月二十三日に同党市連総会を開く日程も決めた。

1999/04/20
【富山新聞】

5地区の合併を祝う、上市町土地改良区が式典
 今月一日に発足した上市町土地改良区の合併記念式は十九日、同町上市中で開かれ、関係者が一層の発展を願って合併を祝った。
 式では、島作範雄理事長が「全町を一つとする新たな土地改良区により、さらなる充実を図りたい」とあいさつし、県土地改良事業団体連合会の鹿熊安正会長や
宮腰光寛代議士、伊東尚志町長らが祝辞を述べた。
 上市町土地改良区は運営の合理化による経費節減や事業の総合的一貫施工体制の確立などを目指して同町の上市東部、西部、南部、北部、眼目野島の五土地改良区が合併して誕生し、合計地区面積は八九八・二ヘクタール、組合員数は千百九十一人となった。

1999/04/22
【富山新聞】

ガイドライン公聴会で質問、宮腰光寛
 自民党の
宮腰光寛代議士は二十一日、日米防衛協力のための新指針(ガイドライン)特別委員会公聴会で質問に立ち、政府が危機に対処する前に、国会において「周辺事態」の事前承認を必要とする議論などについて、公聴人の見解を求めた。
 
宮腰氏は「危機が発生した時に国会で審議していたのでは、対応が間に合わないのでは」と指摘したのに対して、佐々淳行元内閣安全保障室長は「緊急時は、内閣など行政の判断で事後承認とする場合もあり得る」との認識を示した。
 自衛隊による船舶検査に国連決議が必要とする点について、
宮腰氏が「否決されて検査を行えない場合、日本の安全は守れるのか」とただしたのに対して、佐々氏は「日本が船舶検査に参加しないと、日米関係に悪影響が出る」と述べた。

1999/04/26
【富山新聞】

連載企画/富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛
宮腰氏、富山―東京を3往復
 自民党の
宮腰光寛代議士は先週、衆院日米防衛協力指針特別委員会と地元の統一地方選の応援が重なり、二十日から二十三日までの間に富山―東京間を三往復するという多忙ぶりだった。
 
宮腰氏は二十日、町村議選の応援で五十カ所以上の選挙事務所を回った後、夜行列車で二十一日朝に東京に到着し、委員会に出席した。午後に飛行機で選挙応援のため富山へ帰り、その日の夜行列車で翌朝、再び東京へ戻った。二十二、二十三日も同様のスケジュールをこなした。
 得意のパソコンを駆使しながら、夜行列車の中で委員会の質問内容も考えたそうで、
宮腰氏は「富山も東京も大切」と疲れた表情も見せずきっぱり。