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1999/08/01
【富山新聞】
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定番/東京ホットライン、国会回廊、宮腰光寛氏、総裁選より新幹線?
自民党の宮腰光寛代議士は二十八日夜、都内の料理屋で開かれた加藤派当選一回議員と会長の加藤紘一前幹事長、小里貞利事務総長らとの会合に出席した。
会合は、加藤氏が党総裁選の出馬表明に向け、若手議員から意見を聞くものだったが、宮腰氏は会合も落ち着いたころ、自民、自由両党の整備新幹線建設促進協議会の座長でもある小里氏に「北陸新幹線魚津駅の問題はほぼ解決しています」と念押しした。小里氏も「おお、分かっている」と機嫌良く応じたという。
この日は北陸新幹線の駅問題が建設促進の”足かせ”になると指摘していた同協議会が開かれただけに、総裁選について加藤氏の出馬を主張している宮腰氏だが「地元に関係する新幹線問題の進ちょく状況が、総裁選以上に気になった」(周辺)ようである。
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1999/08/02
【富山新聞】
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「箱根清水」の句碑除幕、黒部名水会、祈願祭や茶会も、黒部市
黒部市を代表する名水スポット「箱根清水」の浄めの祈願祭と句碑除幕式は一日、同市荻生の同清水ポケットパークで行われ、黒部名水会(幸林義明会長)の会員や中谷延之宇奈月町長、宮腰光寛代議士、地元県議ら約二十人が、同清水が永遠にわき続けるよう祈願した。
箱根清水は黒部市三日市から宇奈月方面へ向かう街道沿いにあり、江戸時代から人々に親しまれてきた。平成七年に同名水会会員で、先祖が同所で茶屋を開いていた結城正吉さん(80)=同市荻生=が「由緒ある清水を後世に残したい」と同市に土地を寄付し、同市が階段式の泉、<あずま屋>などを整備した。
句碑は、結城さんが詠んだ「若緑り、箱根清水を残しけり」の句を常願寺川産の自然石(高さ一・二メートル、横一・一メートル)に彫り込んだもので、結城さんは病気療養中で出席できなかったが、神事の後、孫や関係者によって除幕された。
祈願祭に続き、同清水を使った茶会も行われた。
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1999/08/02
【富山新聞】
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支部長に横山栄氏、自民党黒部市連が総会
自民党黒部市連は一日、黒部市民会館で臨時総会を開き、新支部長を横山栄県議、副支部長を大野久芳県議とする新役員体制を承認した。また次期衆院選富山2区で現職の宮腰光寛氏、比例区での同党の勝利を目指し挙党一致で臨むことを決議した。
そのほかの主な役員は次の各氏。
▽常任顧問 荻野幸和、油谷俊行▽顧問 倉田善一郎、宮腰光寛、堀内三郎▽幹事長 稲田弘▽副幹事長 能村常穂▽総務会長 岩井憲一▽政調会長 森岡英一▽組織委員長 山本豊一▽広報委員長 新村文幸▽財務委員長 中谷松太郎▽遊説委員長 木島信秋▽党規委員長 米田康隆▽青年局長 長谷川均▽女性部長 田伏加南代▽同幹事長 高本一恵▽会計監査 松野均、中西誠▽事務局長 吉田重治
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1999/08/03
【富山新聞】
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連載企画/富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛氏
●宮腰氏、加藤前幹事長招き講演会、八尾町支部が国会見学
自民党の宮腰光寛代議士は七月二十九日、自民党八尾町支部の支部員約百二十人の国会見学に合わせて、自民党本部で加藤紘一前幹事長を招いた講演会を開いた。講演の中で加藤氏は「宮腰さんは温かい、生まじめな人で、皆さんのおかげでいい代議士が生まれた」と同氏に対する変わらぬ支援を求めた。
宮腰氏は加藤派に所属し、この日、派閥会長の加藤氏のスケジュールの都合がついたことから、講演してもらうことになった。
加藤氏は保守政治について、地域で認められたリーダーが、県議や代議士となって国を引っ張ってきた歴史の流れであると説明し、「昔は町内の有力者も祭りのためなら、会社を休んだものだ。おわら風の盆のような祭りや文化は地域の誇りである」などと地元に配慮したリップサービスを披露した。
年金や安全保障問題にも触れ、「宮腰さんは難しい時に国会議員になったと思っているかもしれない。でもこういう時こそ政治家が必要」と激励した。宮腰氏もうれしそうに表情を引き締めていた。
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1999/08/06
【富山新聞】
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新幹線の早期整備関係機関に要望へ、北陸地方開発促進協
北陸地方開発促進協議会は五日、東京・芝公園の東京プリンスホテルで総会を開き、北陸新幹線のフル規格での早期の全線整備を関係機関に要望していく特別決議を採択した。
総会では、会長の谷本正憲石川県知事が交通通信体系の確立など北陸の重点事業の促進へ結束を呼び掛けた。国土庁の上野裕官房審議官、北陸三県国会議員を代表して自民党の瓦力前建設相が日本海国土軸形成における北陸の重要性を指摘した。
富山県関係国会議員では自民党の宮腰光寛、萩山教嚴の両代議士、鹿熊安正参院議員が出席した。
来年度の新規の重点要望事業として▽過疎地域活性化へ新過疎法の制定▽新産業都市建設促進制度の存続▽地球温暖化防止対策の推進―などを決めた。
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1999/08/09
【富山新聞】
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連載企画/富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛氏
●宮腰氏、江畑謙介氏の分析に感心
自民党の宮腰光寛代議士は六日、自民党本部で開かれた危機管理プロジェクトチームに出席して軍事評論家江畑謙介氏の講演を聴き、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が進める急速なミサイル開発とそれに対する日本の防衛上の問題点について理解を深めた。
江畑氏は昨年八月末のミサイルの発射実験について、通常、艦隊を出して調べるミサイルの誘導(命中)精度を確認していない点を指摘し、「軍事目的よりも政治的な交渉が目的ではないか」との見方を示した。
日本が独自に映像情報を入手できない問題点も挙げた。宮腰氏は江畑氏の著書「兵器の常識、非常識」を読んでおり、同氏の分析の鋭さに改めて感心したようす。
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1999/08/12
【富山新聞】
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27日から国後、色丹島を訪問へ、宮腰光寛氏が計画
自民党の宮腰光寛代議士が二十七日から九月一日まで、北方四島交流推進全国会議のビザなし交流事業で国後、色丹両島に訪問する計画を進めている。
北方四島交流推進全国会議は平成四年から年三回、一般のビザなし交流事業を行っており、宮腰氏は衆院沖縄及び北方問題に関する特別委員会委員として、約六十人の団員とともに参加する。
宮腰氏は五年前の県議時代に北方領土返還運動関係者として訪問しており、今回は島内視察や行政府関係者との懇談が予定されている。同氏は「島民の北方領土返還に対する意識がどのように変化したかなどを把握したい」と意欲をみせた。
十日には宮腰氏の働き掛けもあって、黒部市、宇奈月町の中学生十五人を中心とする二十三人の訪問団が国後島へ出発している。
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1999/08/14
【富山新聞】
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連載企画/潮流、「総裁選へ富山県関係国会議員動く」ポスト獲得、衆院選にらみ、4派に分かれ活動本格化へ
九日告示、二十一日投票の自民党総裁選に向け、小渕恵三首相、加藤紘一前幹事長、山崎拓前政調会長が出馬表明した十三日、各派閥に所属する自民党の富山県関係国会議員は、旧盆明けから本格的に始まる選挙戦を前に、それぞれの立場で対応に追われた。選挙戦での働きぶりは、総裁選後の内閣改造や党執行部人事に影響するだけでなく、次期衆院選での地元の影響力にも微妙に関係してくるだけに表情にも緊張感が漂った。
「党友の皆様のご推挙もあり、再び総裁選挙に立候補することにしました」。十三日、自民党本部で行われた小渕恵三総裁の出馬表明で、小渕派会長の綿貫民輔代議士は小渕氏の横でじっと表明に耳を傾けた。記者会見の後、綿貫氏は保利耕輔事務総長とともに各派閥事務所へあいさつに回った。
●圧勝目指す
綿貫氏は小渕派の選挙対策本部長に就任する予定であり、十八日に都内のホテルに選対本部事務所を立ち上げる。
「今度の総裁選は武道の精神で行こう。礼に始まり、礼に終わる、だ」。十二日朝、綿貫氏は保利氏に語った。森派、江藤・亀井派など党内の三分の二を超える議員が小渕氏を支持する姿勢を示す中で、綿貫氏の言葉には「勝負に負けるわけにはいかない」との圧勝を目指す決意がにじむ。
同日、東京・赤坂の宏池会事務所での加藤派臨時総会では、宮腰光寛代議士が会長の加藤紘一前幹事長の「日本の再生を願い、正しい筋道を示すことが大切。厳しい選挙だが、正々堂々と戦う」との出馬表明に対して何度も拍手を送った。
●政策で負けぬ
宮腰氏は自民党が一度政権の座を降りたことがあって以来、党員投票による総裁選挙が行われていない点を指摘し、「政権政党である以上、総裁選で国民に開かれた政策論議を行う必要がある」と総裁選の意義を強調する一方で、政策では加藤派は負けないとの自負をのぞかせる。
東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテルでの森派の臨時総会には、長勢甚遠、橘康太郎両代議士、鹿熊安正参院議員が顔をそろえた。
森派は会長の森喜朗幹事長が小渕氏再選を支持する姿勢を示しており、総会では、派内が結束して総裁選に対応することを申し合わせた。
長勢氏は「将来はともかく、次は小渕氏に引き続き総裁をやってもらうのがいいのではないか」と語り、鹿熊氏も「今は政権を安定させ、景気回復などの課題に取り組むべき」と小渕氏を支持する決意を示す。橘氏も「森さんには、党が苦境に立った時に必ず総裁になるチャンスが来る」と森氏の方針に従う姿勢をみせた。
江藤・亀井派の萩山教嚴代議士は一時期、山崎派入りを考えたこともあって、山崎派幹部から山崎拓前政調会長の総裁選出馬のための推薦人となるよう誘いを受けている。しかし、派内から造反とみなされれば、総裁選後のポストにも影響するだけに「(推薦人になるかどうかは)お盆明けからでも間に合う」と語り、今のところ、態度を保留している。各派閥間の思惑を受け止めながら、富山県関係国会議員は総裁選に向け動き出した。
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1999/08/15
【富山新聞】
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次期衆院選、974人が出馬準備、民主、社民に擁立遅れ、自自公の選挙協力が焦点、富山県、1区は自自対決濃厚
●時事通信社調べ
二十一世紀への政治決戦の場となる第四十二回衆院選挙に向け、十四日現在で九百七十四人(うち女性は百二人)が立候補する意向を固めていることが時事通信社の調べで分かった。現職中心に九割以上の小選挙区で候補者を擁する自民党に対し、民主、社民両党の候補者擁立は遅れている。自民、自由、公明三党連立に伴う選挙協力問題なども絡み、候補者調整は選挙直前までもつれ込みそうだ。
現衆院議員の任期が満了する平成十二年十月まで一年二カ月余り。年内解散・総選挙の可能性も指摘される中、時事通信社は全国の支社局を通じ、各選挙区の候補者擁立状況を探った。
それによると、現段階で全国三百の小選挙区に八百六十六人、定数二百の比例代表に百八人(重複立候補者を除く)が出馬する構えを示している。今後さらに候補者数は増える見通しで、一千人を大きく超えるのは確実だ。
各党の小選挙区候補者数は、未公認で調整中の候補を含め、自民二百八十九人(伊藤宗一郎衆院議長を除く)、民主百六十五人、公明二十五人、自由七十六人、共産二百三十二人、社民二十四人、改革クラブ七人など。比例代表は、自民四十二人、民主十七人、公明二十一人、自由九人、共産十六人などとなっている。
自民は候補未定の「空白区」が二十二、複数候補の調整が必要な選挙区が十二残っている。自民は自由、公明との選挙協力を進めており、一部では候補擁立見送りも検討。ただ、自民、自由の競合選挙区は六十三、自民、公明の競合選挙区は二十三もあり、候補者調整は難航している。
民主は選挙区で二百五十人以上の候補擁立を目指しているが、人選は難航している。公明、自由は自民との選挙協力協議で、候補者調整がどこまで進むかが焦点だ。共産は全小選挙区で候補者を擁立する方針。社民は公認決定が遅れている。
●富山県、1区は自自対決濃厚
富山県では、自民党が1区に長勢甚遠、2区で宮腰光寛の両現職を擁立する。3区は選挙区の綿貫民輔、比例代表北陸信越ブロックの橘康太郎、萩山教嚴の三現職の間で調整はついていないが、七月に次期衆院選に向けて設置した自民党第三選挙区三支部協議会の会長に綿貫氏が就任し、萩山氏が比例区第一支部長、橘氏が同第二支部長に就いており、綿貫氏が前回同様、3区から出馬する見通しである。
自由党では1区で前回次点に泣いた前新進党代議士の広野允士氏が雪辱を期しており、自民党との選挙協力の調整に応じる姿勢をみせておらず、1区からの出馬準備を進める。
民主党は、団体職員で新人の原田貢彰氏が北陸信越ブロックとの重複で1区に挑む。同党は2、3区でも比例区との重複で候補者を擁立する方針で、比例票の上積みを図る。
社民党は1区で前回、民主党から出馬した自治労県本部副委員長の高木睦子氏を擁立。3区でも候補者を擁立する方針。両区とも北陸信越ブロックと重複させる。社民党は2区で民主党との統一候補、3区で選挙協力を実現したい考えだが、民主党が拒否している。
共産党は3区に同党呉西地区副委員長の上田弘氏を擁立した。1、2区にも候補者を立てて比例票の上積みを狙う。
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1999/08/17
【富山新聞】
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富山県内から69人が参列、全国戦没者追悼式、国歌「君が代」を斉唱、県内でも3万317柱を追悼
五十四回目の終戦記念日の十五日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。小渕恵三首相は式辞で「あの戦いは、アジアの近隣諸国に対しても多くの苦しみと悲しみを与えた」と日本の加害責任に言及し、平成五年の細川護煕元首相から続く「アジアへの反省」を踏襲、アジア諸国の戦没者に哀悼の意を表明した。国旗国歌法施行を受け、昭和三十八年の式典開始以来初めて「君が代斉唱」も行われた。富山県からは遺族六十九人が参列し、県代表として中井三郎さん(71)=福光町遺族会長=が献花した。
●県内でも3万317柱を追悼
第三十七回県戦没者追悼式は終戦記念日の十五日、富山市の県民会館で営まれ、遺族や各市町村の代表ら約千人が県出身戦没者三万三百十七柱に祈りをささげた。
中沖豊知事が「住み良さや豊かさにおいて富山県が全国でも高い評価を受けるに至るまでに、尊い犠牲があったことを決して忘れず、戦争の悲惨さを次の世代に語り継ぎ、世界の恒久平和に貢献したい」と式辞を述べた。正午の時報に合わせて、参列者全員が黙とうをささげた。
平村国光県議会議長、県市長会長の正橋正一富山市長、県町村会長の中斉忠雄大沢野町長、永森トモヱ県遺族会長が順に追悼の辞を述べ、平和への誓いを新たにした。
中沖知事らに長勢甚遠、宮腰光寛、橘康太郎代議士、鹿熊安正参院議員、遺族代表の廣谷百合子さん(79)=砺波市中央町=、鍋山忠勲さん(57)=婦中町上吉川=らが加わって次々と祭壇に献花し、戦没者のめい福を祈った。
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1999/08/19
【富山新聞】
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連載企画/潮流、「総裁選で集票戦略練る宮腰光寛氏」富山県内で小渕、加藤派綱引き、衆院富山2区の地盤固めも視野
来月九日告示の自民党総裁選に向け、加藤派に所属する自民党の宮腰光寛代議士が富山県内における集票活動の戦略を練っている。宮腰氏は十三日に出馬表明した加藤紘一前幹事長の支持票の上積みを図る決意を示すが、党富山県連会長を務める小渕派会長の綿貫民輔代議士が小渕恵三首相の再選を目指して陣頭指揮しており、今後、県内で党員票の獲得をめぐる綱引きを展開する様相となっている。
「加藤会長はわが身を捨てて戦線に立つ。かん難汝を玉にする(困難を乗り越えてこそ立派な人物になる)という。宏池会の総力を挙げて総裁選を戦ってほしい」。東京・赤坂の宏池会事務所で選挙対策本部が開設された十八日、急きょ富山県から上京した宮腰氏は選対本部長の瓦力前建設相(石川3区)の結束の呼び掛けに口元を引き締めた。
●公選論を主張
宮腰氏は昨年十二月に加藤氏が宮沢喜一蔵相から派閥の禅譲を受けて以来、「自民党が開かれた政権政党である以上、党員投票による総裁選を行うべきである」と総裁公選論を主張し、加藤氏を支える姿勢を強調してきた。
加藤氏が故住博司代議士の後見人役だったこともあり、住氏の後を継いだ宮腰氏にすれば、「加藤氏の支持票獲得に努力することがそのまま、選挙区の地盤固めにもつながる」(周辺)と見る向きもある。
自民党総裁選は国会議員票(三百七十人、一人一票)と党員票(約三百万人、一万人につき一票で換算して三百票)で決める。森派、江藤・亀井派など自民党国会議員の三分の二が小渕氏を支持する中で、加藤派は派閥に系列化されていない党員票からの上積みを図りたい考えである。
県内で投票権のある二年以上の党員は地域(市町村)支部と職域(企業)支部を合わせ約七万二千三百人が見込まれている。
●綿貫氏としのぎ
宮腰氏は小渕氏の圧勝を目指す綿貫氏と党員票獲得にしのぎを削ることになるが、宮腰氏は「派閥内で、お互いできること、やってはいけないことを聞いている」と慎重な言い回しで、まず、地盤とする富山2区内の党員票約一万人の支持固めに全力を挙げる方針である。宮腰氏は派内の北陸信越ブロック会議で瓦氏らと今後の運動を話し合った。
これに対して、小渕派の選対本部長に就任する予定の綿貫氏は十八日、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテルで同派選挙対策本部設置のための総会に出席し、県内の選挙運動について、「富山でもこれから本格的に始める。すべての党員票を獲得したいが、宮腰君が張り切っているからなあ」と苦笑いした。
同じ加藤派の久世公堯参院議員=比例・富山市出身=も「確かに綿貫氏のいる富山は厳しいだろうが、私を支持した党員も県内に約三万八千人おり、広く呼び掛けたい」と力を込めた。
宮腰氏が総裁選でどのような選挙戦略を描くのか、次期衆院選富山2区にも微妙に影響しそうな気配なだけに表情に緊張感が漂う。
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