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2000/01/01
【富山新聞】

衆院選全国情勢(2)、北陸信越ブロック
●3区は綿貫氏が濃厚
 ◇富山(3)
 富山県内は三選挙区ともに自民党の現職に他党の元職または新人が挑む図式となっており、全選挙区で現職が優位な情勢となっている。綿貫、萩山、橘の自民現職三人がひしめく3区の調整が焦点。しかし、今のところ、前回同様に綿貫が選挙区から出馬することになるとみられている。
 1区は現職長勢に自由元職の広野、前回は民主から出馬した社民新人の高木、民主新人の原田、共産新人の火爪が挑む。長勢が組織固めを着実に進めており、優位は動かない。
 2区は一昨年夏の補選で当選した現職の自民
宮腰が共産新人の折田をリードしている。民主は補選に無所属で出馬した住一郎を含め数人に打診しているが、候補者決定には至っていない。
 3区は前回、小選挙区で全国最多得票を獲得した綿貫が盤石の態勢。民主新人の野畑、共産新人の上田が出馬表明し、社民も擁立作業を進める。
 ▽1区(5人)96自
長勢甚遠 56 政務次官  自森現
原田貢彰 30 党県副代表 民新
広野允士 57 党県会長  由元
火爪弘子 44 党地区役員 共新
高木睦子 56 党県局長  社新
 ▽2区(2人)96自98自=補選
宮腰光寛 49 党副部会長 自加現
折田誠  47 党地区委長 共 新
 ▽3区(5人)96自
橘康太郎 65 政務次官  自森現
萩山教嚴 67 元政務次官 自江現
綿貫民輔 72 元党幹事長 自小現
野畑圭造 57 元県議   民新
上田弘  52 党県委員  共新
●〔比例代表〕自民県連、坂本氏の去就にらむ
 衆院比例代表定数の二〇削減が実現すれば、北陸信越ブロックの定数は現状の一三から一一に減る。現状五議席の自民党は定数が一一となった場合、四議席となる見通しであり、比例名簿登載順位の四位までにどう入るかが焦点となっている。
 比例代表の自民現職は前回の名簿登載順位で白川勝彦、萩山教嚴、橘康太郎、村山達雄、坂本三十次の五人。白川は新潟6区に転じるものの、代わって高鳥修が比例に回る。萩山、橘はともに地盤とする富山3区から綿貫の出馬が濃厚であり、富山県連は萩山、橘の名簿上位登載を目指す。
 現職坂本を擁する石川県連は、自宅静養中の坂本の去就をにらみながら、3区も合わせた「能登の二議席死守」、あるいは「空白の県都金沢での議席確保」の戦術を検討している。

2000/01/05
【富山新聞】

次期衆院選の必勝期す、自民党県連が初顔合わせ、富山市、県、県議会、新春を寿ぐ初会合、綿貫民輔氏、「来年は笑顔で新年を」
 自民党富山県連の新年初顔合わせは四日、富山市の自由民主会館で開かれ、次期衆院選や今年行われる知事選、各首長、市町議選での必勝を期した。
 あいさつした綿貫民輔県連会長は「自民党が中心となって国政、県政、地方政治をつかさどるべきだ。富山県連が一致結束して日本のさきがけとなる志を持つべきであり、皆さんとともに頑張りたい」と強調した。
 続いて、向井英二県連幹事長が党情報告で、十一年度の党員数が六万二千三百五十四人となったことや、五月二十日に第四十八回県連定期大会を開催することを報告した。今月十九日に東京・新高輪プリンスホテルで開かれる党大会で総裁表彰を受ける九人、三団体を紹介した。
 初顔合わせには長勢甚遠、
宮腰光寛、萩山教嚴、橘康太郎の各代議士、鹿熊安正参院議員、中沖豊知事のほか各県議らが出席した。
●県、県議会、新春を寿ぐ初会合
 富山県、県議会の「新春を寿(ことほ)ぐ初会合」は四日、県議事堂で開かれ、民主党の谷林正昭参院議員ら県関係国会議員、県議、県幹部が出席した。中沖知事、平村国光県議会議長らがあいさつした。
●綿貫氏、「来年は笑顔で新年を」、居並ぶ国会議員を前に、衆院、知事選の年、与野党混在の中で「生臭い」発言
 「新春を寿ぐ初会合」では、解散時期が鮮明となっていない次期衆院選や十一月に任期満了となる知事選が話題に上った。
 県関係国会議員七人がすべて顔をそろえる席上、来賓代表であいさつした綿貫代議士は居並ぶ代議士を指して「いざ出陣という緊張した顔触れがいる。来年は私も含め笑顔で新年を迎えたい」と、県議を含めて与野党混在の中で選挙の年を意識させる「生臭い」(県議)発言も。
 前回衆院選の富山3区では小選挙区の全国最多得票を獲得した綿貫氏だが、会場では「(次期衆院選では)反自民がまとまると安心はできない」と、野党の動きに警戒感をにじませた。解散時期については「野党がどの程度、本気になるか。小渕首相のみが知る」と煙に巻いた。
 さらに、綿貫氏は比例代表について「自分が危ないから比例に回り、若い候補を(小選挙区に)出すのはいかがなものか」と指摘。自らの富山3区も萩山、橘両代議士との公認候補調整が注目されているだけに、綿貫氏の発言をめぐり周囲では「小選挙区で戦う決意の表れ」とみる向きも。

2000/01/10
【富山新聞】

長勢甚遠・政務次官が新春の集い、早くも総決起大会?、衆院選結束の場に、富山市
 自民党の長勢甚遠労働総括政務次官の「ながせ甚遠を支える新春の集い」は九日、富山市の名鉄トヤマホテルで約千五百人(主催者発表)の支持者らが出席して開かれた。
 ながせ甚遠を支える会の広瀬友二会長のあいさつに続いて
宮腰光寛代議士、平村国光県議会議長、正橋正一富山市長、力示健蔵同市議会議長が祝辞を述べ、長勢氏があいさつした。
●早くも総決起大会?、長勢氏、新年会、衆院選結束の場に
 新春の集いの席上、長勢氏は「平成八年に死ぬか生きるかの戦いを勝ち抜いた。来るべき選挙でも一層の支援をお願いしたい」と力を込め、
宮腰氏も「長勢さんにとっても私にとっても試練の年。何としても夢を実現させてほしい」と次期衆院選へ支援を求めた。基盤を支える県議、市議からも選挙を意識した発言が相次ぎ、新年の祝賀ムードの中にも例年とは違った緊張感が漂った。
 平村議長は県内から首相が出ていないことを挙げ、「一生懸命に選挙をしていけば将来は必ず日本丸を引っ張る政治家になる」との言い回しで長勢氏に対する支援を求めた。正橋市長は「前回以上のたくさんの票を取ってほしい」、力示議長は「県議と手を組んで政治基盤の推進に役立っていきたい」と、来賓全員が次期衆院選を持ち出した。
 最後に県議、市議が壇上に上がり、大上紀美雄県議が「後はわれわれが頑張らないといけない。総選挙では大きな力と熱気を集中して長勢氏を当選させたい」と決意表明し、会場はさながら総決起大会のような雰囲気に。

2000/01/10
【富山新聞】

連載企画/富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛
宮腰氏、国政担う決意示す
 自民党の
宮腰光寛代議士は五日、黒部市北新のパレス扇寿で開かれた新春を寿ぐ会であいさつした。同氏は「えとの竜は現実に存在しない動物で、夢がかなうといわれる。私も夢を実現させたい」と述べ、国政を担う政治家としての決意を示した。
 会場は荻野幸和市長や市議会関係者、支持者ら約四百人の出席者で埋まった。魚津市でも三日に開かれ、約二百人が出席した。
 十五分程度のあいさつの中では、国政報告のほか「いつ国会がどうなるか分からない」と解散、総選挙を意識した発言も出た。
宮腰氏は「山低しといえども、登らざれば、越すことあたわず」とのことわざを引用し、変わらぬ支援を求めた。

2000/01/13
【富山新聞】

荻野幸和氏後援会事務所開き、黒部市長選
 二十三日告示の黒部市長選に出馬を表明している現職の荻野幸和氏(61)=荻生、五期=の後援会事務所開きが十二日、同市荻生上野の仮設事務所で行われ、約五百人(主催者発表)が必勝を誓った。
 荻野氏は「二十一世紀への橋渡しをしたい。黒部川や片貝川などに合計七本の橋を架ける『虹の架け橋』を実現して、黒部の盛隆を図る」と決意を述べた。これに先立ち、堀内三郎後援会長があいさつし、
宮腰光寛代議士、稲田弘黒部市議会議長、石川精二魚津市長らが激励の言葉を述べた。

2000/01/13
【富山新聞】

30周年、一層の発展を、5月20日に記念式典、新川JCが総会と新年会
 新川青年会議所の定時総会と新年祝賀会は十一日夜、魚津市北鬼江の魚津平安閣で開かれ、五月二十日に新川文化ホールで創立三十周年記念式典を開催するなどの年間活動計画を決め、三十周年を契機とした一層の発展を誓い合った。
 新年祝賀会には七十人の会員のほか、OBのシニア会、近隣JCの関係者ら合わせて二百人が出席し、村上祐理事長は「新川地区の恵まれた自然を次代を担う子どもたちに残すために、三十周年の今年は環境問題の意義を考え、広域的なまちづくりを実践するなど、五つの基本方針を推進させていきたい」とあいさつした。来賓の石川精二魚津市長、魚津龍一朝日町長、
宮腰光寛代議士、西能徹日本JC富山ブロック協議会長が祝辞を述べた。
 会場には新川青年会議所会員の五十井雄一さん(魚津市本江新町)が作詞、作曲した三十周年記念テーマソングのテープが流れ、躍進の気運を盛り上げた。

2000/01/17
【富山新聞】

連載企画/富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛
宮腰氏、祝辞に忠臣蔵を引用
 自民党の
宮腰光寛代議士はこのほど、黒部市国際文化センター・コラーレで開かれた同市の成人式で祝辞を述べ、忠臣蔵の登場人物の言葉を引用しながら、人のために尽くす大切さを説いた。
 
宮腰氏は主君の無念を晴らすため、討ち入りの準備を進める赤穂浪士に槍(やり)を指導した俵星玄蕃の「情は人のためならず」の言葉を紹介した。人のために誠心誠意尽くせば、それがいつかは自分のためになるという意味を説明し、宮腰氏は「玄蕃の言葉のように、これからの人生を歩んでほしい」と結んだ。
 「時は元禄十五(一七〇二)年」で切り出すなど興味を引く工夫を凝らした
宮腰氏の話に若者たちもじっと耳を傾けた。

2000/01/20
【富山新聞】

「総選挙必勝」誓う、自民党富山県連、総裁表彰者を囲む会
 自民党富山県連は十九日、東京・高輪の高輪プリンスホテルで自民党大会総裁表彰者を囲む懇談会を開き、今年行われる総選挙などでの必勝を誓った。
 懇談会では、綿貫民輔県連会長が「衆院選、知事選、高岡市長選と今年は選挙一色になる」と述べ、受賞者らに協力を要請した。さらに「衆院選では、共産党がものすごい勢いで伸びるといわれている」と警戒感をのぞかせ、県連の結束を呼び掛けた。
 受賞者を代表して宮本弥生前県議が「議員を引退し、今まで以上に自民党の優れた面を実感している」と自民党こそ国政を担える政党と強調した。
 長勢甚遠、
宮腰光寛、萩山教嚴、橘康太郎の各代議士、鹿熊安正、久世公堯の両参院議員らも出席し、表彰を受けた九人、四団体の代表者らのテーブルを祝福に回った。ここでも衆院解散時期や地元選挙区での野党の動きなどが話題に上り最後は「ミニ党大会」よろしく、総選挙の勝利を決意する万歳で締めくくった。

2000/01/21
【富山新聞】

定番/デスク日誌、西尾氏はなぜ広島なのか、(松田純)
 住博司氏の死去に伴う一昨年の衆院富山2区補選に無所属で出馬した入善町出身の西尾政英氏が、次期衆院選では民主党公認で広島1区から出馬する。西尾氏と言えば、前回補選で民主、社民、自由、改革クが推薦し、保守王国富山において「反自民非共産の理想形」(民主党県連関係者)と言える枠組みを形成し、現職の宮腰光寛代議士を相手に激しい選挙戦を展開したことが記憶に新しい。
 あれから二年。県内小選挙区で富山2区だけが民主党の候補者が決まらない中、なぜ西尾氏が広島なのか。現地での会見で西尾氏は「地元に愛着はあったが、選挙区は党本部に一任していた」と語り、どうやら党中央の事情で空白区に回ったようである。
 ただ、本紙が報じたことで民主党富山県連や同党支持労組の間にさえ、「何の連絡もなく突然、広島なんて信じられない」とする驚きが広がっている。西尾氏の志はともかく、民主党サイドは広島で擁立した理由を富山の有権者にも分かりやすく説明するのが筋でなかろうか。
 このままでは補選で西尾氏に投じた五万二千人余の有権者はのどのつかえが取れないと思うがどうだろうか。(松田純)

2000/01/23
【富山新聞】

定番/東京ホットライン、富山県関係国会議員、比例定数削減に目凝らす、北陸信越2減、複雑な表情も
●自民1減、民主1増
 ◇…自民、自由、公明の与党三党が二十一日に提出した衆院比例定数を二十削減する法案をめぐり、富山県関係国会議員ら関係者が与野党の動きに目を凝らしている。与党案が成立した場合、北陸信越ブロックの定数は現在の十三から二減となるだけに、同ブロック選出の代議士、重複立候補で議席をうかがう小選挙区の候補予定者は、与野党折衝の行方に定数削減の影響を推し量っている。
 与党案を受け、現在の政党構成と同じ平成十年参院選の北陸信越比例票を試算した結果、自民党四、民主党三、公明、自由、共産、社民各党一となる。前回の衆院選での獲得議席と比べ、自民党は一減、民主党は一増、共産、社民両党の増減はない。前回、四議席獲得した旧新進党を構成した公明党、自由党も現在、同ブロック選出の所属代議士が一人であり、実質的な増減はない。
●法案成立に疑問の声も
 ◇…県関係の代議士のうち、比例代表北陸信越ブロック選出は、前回、名簿登載順位二位だった萩山教嚴氏、三位の橘康太郎氏である。
 萩山氏はこの公職選挙法の改正について、「国会での冒頭処理を優先し与党が単独採決すれば、野党は国会審議を拒否し、予算成立が困難になる」と法案成立に疑問を投げかけ、野党との合意が必要と指摘する。
 公選法の改正を審議する衆院政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会の委員である橘氏は「(野党との折衝を)やってみないと分からない」と粛々と審議に臨む姿勢を強調する。
 綿貫民輔氏は「法案が提出されても、(成立するかどうかは)野党もいることだし何ともいえない」と慎重に状況を見守る。
 前回、富山3区公認候補だった綿貫氏は次期衆院選でも3区から出馬するとみられているが、比例に回った萩山、橘両氏と正式な話し合いが残されている。
 富山3区について綿貫氏は「三人一区と考えている」と富山の二議席は確保する考えを示す。もっとも、前回同様に党内で「現職優先」の基準が設けられれば、二人の上位での名簿登載が可能になるが、比例で二議席を占める新潟、議席のない福井などからも名簿上位登載を求める動きがあるとされ、調整が焦点となる。
 今国会から、
宮腰光寛氏も衆院政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会に所属して法案審議に加わった。同氏は衆院は小選挙区制度であるべきとしながら、法案の扱いをめぐっては「判断が難しい。民主党内も党内議論がまとまっていないはずだ」と複雑な表情をのぞかせる。長勢甚遠氏、鹿熊安正参院議員は「この法案のために、予算成立が遅れてはいけない」と与野党での早期決着を求める。
●参院選上回る得票を
 ◇…民主党の谷林正昭参院議員は「国民の参政権にかかわる問題は、与野党で協議会を設けて決めるべきだ」と単独採決の構えをみせる与党側を批判した。同党では、前回富山1区だけだった公認候補者を、全選挙区で比例重複での擁立を進めている。平成十年の参院選県選挙区では比例で、自民党の約十八万五千票に次ぐ約十万五千票を獲得したが、「参院選での比例票を上回る」(民主党県連幹部)と力を込める。
 自由党では、前代議士の広野允士氏が富山1区から比例重複で出馬する方針を示し、共産党の躍進も予想されている。各党にとって法案の行方をにらみながらの衆院比例戦略の構築が迫られている。
■〔ドント式〕
 拘束名簿式の比例代表選挙で、各党の得票数に応じて議席数を決める計算式。各党の得票を整数一から二、三、四と順番に割り、その商の大きい順に、定数まで議席を配分し、各党名簿の上位順位候補者から当選が決まる。「仕組みが有権者に分かりにくい」「小政党が不利になる」などとの批判がある一方で、各党の一議席当たりの得票数が比較的公平で、政治的配慮を排除して機械的に当選者が決まるメリットがあるとされる。

2000/01/24
【富山新聞】

「郷土発展へ誠心誠意」、黒部市長選、無投票6選、荻野幸和さん感涙
 黒部市長選で無投票六選した荻野幸和さんは二十三日、同市荻生の選挙事務所で駆けつけた支持者約五百人から祝福を受けた。県内全市の市長をはじめ近隣町長らを前に、荻野さんは「二十一世紀へ向けた郷土の発展のため交通基盤の整備に誠心誠意を尽くす」と決意を語った。
 午後五時、無投票当選が確定したとの知らせが入ると、選挙事務所は大きな拍手に包まれた。支持者とともに万歳を三唱した荻野さんは、美知子夫人(59)とともにダルマに黒々と目を入れ、「市民の温かい心に包まれ、無投票当選を果たさせていただいた。レインボーブリッジをはじめとする交通網の整備や、名水の里の充実という夢の実現へ一生懸命頑張りたい」と、感涙にむせびながら六期目の抱負を述べた。
 
宮腰光寛自民党代議士、澤合敏博県出納長、大野久芳、横山栄両県議、正橋正一富山市長、佐藤孝志高岡市長ら県内八市の市長、魚津龍一朝日町長、米澤政明入善町長、中谷延之宇奈月町長、黒部市内企業代表の島倉敏夫YKK黒部事業所取締役らが順に祝辞を述べて、何度も万歳を繰り返した。

2000/01/27
【富山新聞】

富山県関係国会議員、総選挙にらみ身構え、定数削減、衆院特別委で可決、自民「粛々と採決」、民主、対決姿勢強める
 衆院比例定数を二十削減する法案が衆院政治倫理確立・公職選挙法改正特別委員会で可決された二十六日、すべての国会審議を拒否する姿勢の野党側と与党側が全面対立する様相に、富山県関係国会議員は衆院解散・総選挙をにらみ身構えた。与党三党は二十七日の本会議で衆院通過を図る構えで、選挙区を抱える代議士は地元での日程を確認するなど万一に備え、臨戦態勢に入った。
 二十六日午後一時過ぎ、同特別委員会の委員として野党欠席のまま採決を終えた比例代表北陸信越ブロック選出の自民党の橘康太郎代議士は同党議員と「ごくろうさま」と握手し互いの労をねぎらった。橘氏は「森(喜朗)幹事長が言っている通りだ。粛々、淡々と採決しただけだよ」と話した。ただ、衆参の国会運営の見通しについては、野党側が徹底抗戦する姿勢を強めているだけに明言を避けた。
 今通常国会から委員として採決に加わった自民党の
宮腰光寛代議士は、ほおを紅潮させながら委員会室を出ると「定数五十削減を要求している民主党が、定数二十削減の審議に応じないのは極めて不自然だ」と民主党の対応を批判した。二十七日に法案採決のための衆院本会議が開かれる可能性が濃厚になり、日程の重なる地元での会合のスケジュールを確認する場面もあった。
 民主党富山県連代表代行の谷林正昭参院議員は同日午前、国会内で開かれた両院議員総会に出席した。鳩山由紀夫代表の「一刻も早く衆院解散・総選挙を求める覚悟を決めたい」との決意を求める言葉に聞き入った谷林氏は「鳩山さんの言葉の意味は大きい。ただ、有権者はどちらを支持するだろうか」と国会空転の影響を推し量りかねる表情だった。
 同日午後二時過ぎ、民主党本部での選対本部役員会に出席した党県連代表の前川忠夫参院議員(党選対委員長)は「このまま、自民党幹部が覚悟を示すように衆院を解散すればいい」と早期の解散を求める考えを強調した。