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2000/11/05
【富山新聞】

富山県関係国会議員・東奔西走 宮腰光寛
宮腰氏、党改革へ新しい血を
 自民党の
宮腰光寛代議士はこのほど、同党加藤派の総会で発言の機会を求め、党が衆院会派21世紀クラブのうち二人の入党を認めたことについて、「入党を認められる人間とそうでない人間の基準が明確でない」と、苦言を呈した。
 自民党入党を希望する21世紀クラブの議員は、七月の首班指名でも全員が「森喜朗」と書いたほど。
宮腰氏も「このままでは彼らが新しい政党をつくらざるを得なくなる」と危ぐする。
 入党が実現すれば衆院で自民党は単独過半数に達するだけに、
宮腰氏は「入党を認めるべき」との考えを持つ。「自民党を変えるためには新しい血を入れる必要がある」との思いもあるようである。

2000/11/05
【富山新聞】

「10年以内に予定区間完成」 北陸新幹線で亀井氏、まだら状態解消に意欲、北信越5県議会が要望
 亀井静香自民党政調会長は七日、北陸新幹線について「鉄道はつながらないと意味がない。十年以内に予定していたところは完成させる」と述べ、来年度政府予算編成に向け、着工区間と未着工区間が混在する”まだら”状態の解消に強い意欲を示した。富山県議会などで組織する北陸新幹線建設促進北信越五県議会協議会の要望に答えた。
 自民党本部を訪れた五県議会協議会長の大上紀美雄富山県議会議長が上越―南越(武生市)間のフル規格での一括認可を求めた。これに対し、亀井氏は「決断は昨年十二月にしている。つまみ食いは良くない。がっちり整備させてもらう」と語り、沿線自治体の結束を要請した。
 政府・与党整備新幹線検討委員会の作業部会メンバーの谷津義男自民党政調会長代理は「スーパー特急を整備後にフル規格に直すには無駄が出る」と、現段階でのフル規格切り替えが望ましいとの考えを強調し、作業部会でフル規格を前提とした自民党案を提示していく方針を示した。
 一行はこのほか、公明党の井上義久代議士ら与党三党の作業部会メンバーを回った。終了後、大上氏は「期待できる状況だ。作業部会のメンバーの理解も春よりも深まっている」と手ごたえを語った。
 この日の要望には、大上氏のほか、五県議会協議会事務局長の仲外喜雄富山県議会新幹線・総合交通対策特別委員会委員長も参加し、長勢甚遠、
宮腰光寛、萩山教嚴の各代議士ら関係国会議員も加わった。

2000/11/10
【富山新聞】

月内に意見を聴取 自民の富山県関係国会議員、次期参院選で懇談
 自民党の富山県関係国会議員七氏は九日、国会内で懇談し、来年夏の参院選の候補者について、今月中をめどに各支部などの意見を聴取することで一致した。終了後、長勢甚遠同党県連会長は、意見聴取の段階では「東西バランス」や「落下傘候補の是非」などの枠を設けず、幅広い声を集めた上で選考作業を進める意向を示した。
 懇談は長勢氏の呼び掛けで開かれ、次期参院選に不出馬を表明している鹿熊安正参院議員をはじめ、前自民党県連会長の綿貫民輔衆院議長、
宮腰光寛、萩山教嚴、橘康太郎の各代議士と久世公尭参院議員が出席した。
 七氏は次期参院選について「分かりにくい選挙であり、気を引き締めてかからなければならない」との認識で一致した。その上で各方面の意見を聞き、候補者決定後は一致結束して議席確保に全力を挙げる方針を改めて確認した。他党の動向に関心を示す声もあった。
 具体的な選考作業の進め方については、十三日に役員会を開き、検討することが報告された。長勢氏は「早急に候補者を選び、選挙態勢を組むことが大切だ。党員や県民に分かりやすい形で選考作業を進めたい」と語った。

2000/11/14
【富山新聞】

林業振興決意新たに 県山林協創立50周年式典
 県山林協会の創立五十周年記念式典は十三日、富山市の名鉄トヤマホテルで来賓、会員計約百十人が出席して開かれ、一層の林業振興や森林育成、協会発展に向けて決意を新たにした。
 物故会員に黙とうをささげた後、綿貫民輔会長(衆院議長)が「森林は貴重な資源であり、林業の振興なしに日本の発展はあり得ない。心を新たに協会の使命を果たしていきたい」とあいさつし、農林業務に功労のあった市町職員ら十六人に感謝状を贈った。これに対し、受賞者を代表し、元魚津市職員の藤樫勇氏が謝辞を述べた。
 来賓の中沖豊知事が「今後も森林と人が共生する社会の実現に尽力をお願いする」と述べたほか、林野庁の前田直登指導部長(長官代理)、
宮腰光寛、長勢甚遠両代議士、上田信雅県議会副議長(議長代理)、日本治山治水協会の原喜一郎副会長(会長代理)の順で祝辞を述べた。
 県山林協会は昭和二十五年五月に設立され、林業の振興や緑化に貢献している。

2000/11/14
【富山新聞】

富山県関係国会議員・東奔西走、宮腰光寛
宮腰氏 質問にも父親の目線
 自民党の
宮腰光寛代議士はこのほど、衆院労働委員会で質問に立ち、インターネットを利用した求職者情報の提供や職業能力開発の在り方、仕事と子育ての両立支援策などについて労働省の見解をただした。
 七月から労働委に所属している宮腰氏だが、「出番が回ってこなかった」(同氏)こともあり、今回が初質問となった。「労働省のホームページから首都圏の求人情報を検索したが、凍りついたように遅かった」と、”体験談”も織り交ぜた。
 
宮腰氏自身も”就職適齢期”の子を持つ父親であるだけに、雇用問題はひとごとではないよう。「これからも父親の目線も交えて質問していきたい」と力を込めた。

2000/11/15
【富山新聞】

党本部に事態収拾要請 自民党富山県連、向井幹事長「加藤氏に憤り」、石川、福井県連と合同で、経済立て直し急務
 自民党加藤派会長の加藤紘一元幹事長が森喜朗首相の退陣を要求している問題で、同党富山県連は十四日、石川、福井両県連とともに文書で党本部に事態収拾を求める緊急要請を行った。同日、富山県庁で記者会見した向井英二富山県連幹事長は「国家を不安定に陥れる加藤氏の行動には憤りを感じる」と述べ、政治の安定による経済の立て直しへ政府・与党が結束することを強調した。
 緊急要請は富山県連側が呼び掛けて、向井幹事長と向出勉石川県連、関孝治福井県連両幹事長との連名で行われた。
 要請文では、政治の安定による経済の立て直し、国民生活の安定へ結束が重要な時期に「加藤紘一氏の突然の国民不在の行動については、不信の念を抱かざるを得ない」とした上で、党本部に国運をかけて事態の収拾を強く求めている。
 向井幹事長によると、要請文は自民党の森総裁、野中広務幹事長、亀井静香政調会長、小里貞利総務会長あてにファクスで送付した。
 向井幹事長は「富山県連では緊急要請は県連としての意思表示だ。会長は国会議員であることから、幹事長名とした」としている。富山県連では党本部への文書による緊急要請は初めてであり、同幹事長は「今回の要請が、燎(りょう)原の火のごとく、全国の自民党組織に広がることを期待したい」と述べた。
 また、
宮腰光寛代議士が加藤派に所属していることについて、向井幹事長は「そういった問題を乗り越えて、国民のため、国家のためにどうあるべきかだ」と明言を避けた。

2000/11/17
【富山新聞】

自身の対応、明言避ける 宮腰氏、野党の内閣不信任案で
 自民党加藤派の
宮腰光寛代議士は十六日、同派会長の加藤紘一元幹事長が野党の提出する内閣不信任案への同調をほのめかしていることについて、「まだ(不信任案への対応を)考えるべき時期ではない」と述べ、自身の対応については明言を避けた。
 
宮腰氏は十三日、富山市内のホテルで開かれた県山林協会の創立五十周年記念式典に出席後、加藤派にとどまるかどうかについても、「地元の意見を聞きながら対応を考えたい」と述べ、慎重な態度を示している。
 
宮腰氏は十六日、加藤派の総会に出席した。総会では加藤氏が「倒閣発言」をはじめとする一連の言動に理解を求めるとともに、「我々が動かなければ自民党は変わらない」と述べ、あらためて党内にとどまって森首相退陣を求めていく姿勢を強調した。
 ただ、橋本派など主流派からは「不信任案に賛成、または裁決を欠席した場合は党を除名すべき」との強硬論も出ている。
 加藤氏の一連の行動については、自民党富山県連が石川、福井両県連とともに党本部へ事態収拾を求める緊急要請を行った。富山県連内には加藤氏への批判ムードが高まる中で、今後の政局の動き次第で
宮腰氏は難しい対応を迫られることになる。

2000/11/18
【富山新聞】

宮腰氏に自重申し入れ、自民党第2区の富山県議らが今日、不信任案採決で
 自民党富山県第二選挙区の同党県議らは十八日、加藤派に所属する
宮腰光寛代議士に、党の安定へ向けて責任ある行動を取るように申し入れる。加藤氏が野党側の内閣不信任案に賛成することを言明したことを受けて、同党県連会長の長勢甚遠会長が十七日、宮腰氏に会い、自重を申し入れたが、宮腰氏が態度を明らかにしなかったためで、県議側は第二選挙区支部長でもある同氏の引き止めに全力を挙げる。
 関係者によると、十八日の申し入れは長勢会長が
宮腰氏との話し合いを終えて、急きょ、県連の方針として決まった。申し入れには2区在住の自民党県議十二人の半数以上が参加する予定といわれる。
 これまでも2区の自民党県議らは、加藤氏が森内閣の倒閣へ態度を鮮明にして以降、
宮腰氏に「国家の安定へ責任ある態度をとるように求めてきた」という。
 これに対して、
宮腰氏は「支援者とも十分に相談し、態度を決めたい」としてきた。しかし、十七日の長勢会長の申し入れに宮腰氏が返事を避け、関係者のもとにも同氏からの連絡が入っていないことで、県議の間では「(宮腰氏は)悩んでいるだろうが、加藤氏と行動をともにするのではないか」との見方が強まっている。

2000/11/18
【富山新聞】

東京ホットライン、宮腰氏、“派閥の論理”か県連の声か 不信任案採決で難局に戸惑いも
●県連が加藤氏に不快感
 ◇…自民党加藤派会長、加藤紘一元幹事長が野党提出の内閣不信任決議案に賛成することを言明し、森喜朗首相退陣を迫る中、富山県内では同派に所属する
宮腰光寛代議士の動向に視線が注がれている。いわゆる”派閥の論理”に従えば加藤氏を支えることが求められるが、同党県連は加藤氏への不信感をあらわにしているためである。
 十四日に開かれた
宮腰氏ら加藤派の当選一、二回議員の会合では「加藤会長を一致団結して支える」との方針が確認された。宮腰氏は十六日、「加藤氏は自民党を出るつもりはない」と派閥領袖の心中を分析してみせたものの、自らの不信任案への対応については明言を避け、難しい立場に置かれたことに対する戸惑いをにじませた。
●主流派からも倒閣の声
 ◇…加藤氏の「倒閣発言」をめぐっては、同氏と盟友関係にある山崎拓元政調会長が支持する姿勢を明らかにしているほか、主流派である橋本派の若手の一部からも「森降ろし」を求める声が漏れる。野党側も「政権奪取の好機」(民主党北陸信越ブロック選出の桑原豊代議士)などとおおむね歓迎している。
 ただ、自民党の地方組織では、富山県連と同じく加藤氏のこの時期の”決起”に対する批判的な見方が少なくない。十四日に開かれた同党全国幹事長連絡協議会の設立総会では「大変な時に、中央で勝手なことをしようとしている人がいる」などと加藤氏への苦言が相次いだ。
 
宮腰氏ら自民党の当選一、二回議員は「同じ党の候補がぶつかり合う中選挙区での選挙を経験しておらず、自身の支援組織が党の地方組織と重なっているケースが多い」(森派関係者)とされる。主流派には「いざ行動となった時には、若手も簡単には(加藤氏に)同調できないはず」(同)との読みもある。
●“造反者”は除名も
 ◇…十七日に加藤氏が野党から不信任案が提出された場合に賛成することを言明したことで、党内情勢は緊迫の度合いを増した。ただ、加藤派名誉会長の宮沢喜一蔵相が不信任案には反対を表明しているように、同派が結束して行動できるのかは不透明であり、自民党富山県連役員の一人は「(
宮腰氏が)置かれた状況は予断を許さないが、地元のことを考えると、軽はずみなことはできないはずだ」とみている。
 自民党執行部は”造反者”を除名する方針を打ち出し、切り崩しを進める。
宮腰氏が、加藤氏に同調して不信任案に賛成するのか、それとも否決する側に回るのか。あるいは採決の前に新たな展開が生まれるのか。取り巻く状況は予断を許さない。

2000/11/19
【富山新聞】

「党と派閥、両方に軸足」 加藤派の宮腰代議士、県議の「反対」要請に複雑 不信任案、地元と話し合い結論
 自民党富山県第二選挙区支部の千田稔支部長代行ら県議六人は十八日、加藤派に所属する宮腰光寛代議士に対して「自民党に軸足を置いた態度」(千田支部長代行)を取ることを申し入れた。これに対して宮腰氏は「県議の意見を重く受け止めた。ただ、今は党と加藤派とも軸足だ」と複雑な心境を語り、野党側の内閣不信任案への対応については明言せず、十九日まで地元後援会幹部らとの話し合いを経て態度を決める考えを示した。
 申し入れは、加藤派会長の加藤紘一元幹事長が十七日、内閣不信任案に賛成することを明言したことで、長勢甚遠自民党県連会長の意向を受けて急きょ行われた。自民党執行部は、同案に賛成した議員を除名を含め厳しく処分するとしていることから、第二選挙区支部長を務める
宮腰氏が仮に賛成に回った場合、支部の組織体制にも絡んだ問題となり、県連としても放置できない状況となる。
 十八日午前十時から、黒部市岡の
宮腰氏の自宅で行われた申し入れには第二選挙区支部の千田支部長代行、坂田光文政調会長のほか、横山栄、大野久芳、上田英俊、稗苗清吉の各氏が参加し、宮腰氏と約一時間半にわたって話し合った。申し入れ後、千田支部長代行は「考えさせてほしいとのことで、結論は出なかった。どっちに転ぶか分からない」と語った。
 話し合いを終えた
宮腰氏は記者団の質問に対して「不信任案への対応についてはまだこれからだ。事態は流動的であり、自分なりにできることをしっかりとやっていく」と述べた。宮腰氏は十九日まで後援会幹部の意見も聞いた上で、二十日朝、東京に戻り、派閥を超えた党内二期生議員の会合に出席し、最終決断する構えである。
●「閉そく感を打破」、
宮腰氏県入り加藤氏を評価
 
宮腰光寛代議士は十八日、東京発の全日空便で帰県し、自民党県議らの申し入れに臨む前、富山空港で心境を語った。
 ―内閣不信任案に賛成するのか反対するのか。
 
宮腰氏 まだ決めていない。地元の皆さんとよく相談して決めたい。
 ―賛成の場合、除名という処分も示されているが。
 
宮腰氏 自民党をどうしていくのかという問題、選挙区をどうしていくのかという問題がある。加藤会長の行動は閉そく感を打破するための勇気ある行動だと思っている。(加藤氏は)自ら総理総裁になるためにやっているのではない。
 ―内閣不信任案への決断はいつになるのか。
 
宮腰氏 十七日夜も自民党の二期生議員三十人が集まって、二つのことで意見統一を図った。一つは党を割らないこと、もう一つは内閣不信任案を否決できるような環境づくりを働き掛けていくことだ。厳しい環境だが、それぞれのグループの二期生が動き出している。
 ―後援会の在り方も含めて解散、総選挙についてはどう考えているのか。
 
宮腰氏 今はまだそれ以前の段階だ。よくよく後援会の意見を聞きたい。

2000/11/20
【富山新聞】

「迷走永田町」に目凝らす 「団結して党を守る」、長勢氏が加藤氏の行動を批判
 自民党富山県連会長の長勢甚遠代議士(森派)は十九日夜、魚津市の東京第一ホテル魚津で開かれた同県連会長、衆院法務常任委員長就任祝賀会に出席し、あいさつの中で加藤元幹事長の行動を批判するとともに、県連会長として県内の党勢力を守る決意を強調した。
 長勢氏は補正予算案、中央官庁の再編など国の重要問題が山積している中での、加藤氏の行動を「唐突なやり方で自分の主張を通そうとする無責任な姿勢だ。政治家としても人間としても許されない」と批判した。その上で長勢氏は県連会長の立場から「中央のいさかいが富山県にまで波及するのは災難。一致団結して自民党を守らねばならない。それが私の役割だ」と強調した。
 長勢氏は十七日、直接、
宮腰氏に会い、自重を求めており、宮腰氏の行動次第では県連としての対応も検討しているとみられる。
 長勢氏は現在、富山1区の富山市を地盤としているが、中選挙区当時、現在の富山2区である魚津市などを地盤としていたことから旧支援者の発案で祝賀会が開かれた。

2000/11/20
【富山新聞】

「迷走永田町」に目凝らす 「責任ある決断する」、宮腰氏が後援会幹部らと会合
 自民党加藤派の宮腰光寛代議士は十九日、後援会幹部らと話し合いの場を持つとともに地元の会合に出席し、自らの動向について意見を聞いた。加藤元幹事長が森首相の退陣表明を条件に内閣不信任案に同調しない考えを示したことで、宮腰氏も「(加藤氏が同調しないなら)自分も不信任案に賛成しない」と述べたが、揺れ動く党内情勢の中、二十日に東京で開かれる党内二期生議員の会合まで最終決断を持ち越すとみられる。
 
宮腰氏は十九日、黒部市内で後援会幹部の荻野幸和同市長と懇談、続いて婦中町のいこいの村で開かれた自民党第二選挙区支部女性部総会に来賓として出席したのをはじめ、各地区の後援会幹部を訪ね、話し合った。
 関係者の話を総合すると、基軸を国会に置くのか選挙区に置くのかとの問い掛けに、
宮腰氏は「分かっている」としながらも、明確な返事を避け「情勢を自分なりに判断し、責任ある決断をする」と述べたという。
 加藤氏がテレビ番組などで「森首相退陣の方向が明示されるならば(不信任案に)同調することはない」と述べたことに関連し、
宮腰氏も記者団に加藤氏と同様の考えを示したが、「最終決断は二十日になる」との基本姿勢を崩さなかった。

2000/11/21
【富山新聞】

58事業の予算確保を 東京で重要要望説明会
 十三年度の政府予算編成に向けた富山県の県関係国会議員に対する重要要望事項説明会は二十日、東京・赤坂プリンスホテルで開かれた。県側は、北東アジア21世紀女性会議(仮称)への支援など新規十八件を含む五十八事業の概要を説明し、予算確保への協力を求めた。
 説明会には綿貫民輔衆院議長をはじめ、長勢甚遠、
宮腰光寛、萩山教嚴、橘康太郎の各代議士、鹿熊安正、谷林正昭の両参院議員が出席し、中沖豊知事が「引き続き県政を担うことになり、責任の重さを感じている」とあいさつした。
 議員側からは「知事だけではなく県職員もマンネリ化してはいけない。民間の活力をうまく引き出す”誘導行政”が大切だ」(綿貫氏)、「IT化の推進に伴い、合理化、リストラが進む。雇用対策も必要だ」(谷林氏)などの意見が出された。

2000/11/21
【富山新聞】

加藤派欠席で安ど感 宮腰氏、派に反し難題も 内閣不信任案採決、富山県連、ぎりぎりまで説得 「影響は尾を引く」の声も
 二十日夜、自民党の加藤、山崎両派が一転、内閣不信任決議案に「欠席」を決めたことで、加藤派の宮腰光寛代議士の動向をめぐり、緊迫した状況が続いていた同党第二選挙区支部関係者の間には一様に安どの空気が広がった。一方で「欠席の取引材料は何だったのか」(同党県議)と今後の中央政局の行方を推し量り、加藤派の決定に反した宮腰氏の動向を気遣う声が漏れた。
 「次の総選挙では別の候補者を立てる」。二十日、自民党本部で全国幹事長会議後、記者団に語った向井栄二同党富山県連幹事長の決意が、
宮腰氏の定まらない態度を焦点とした県連側の緊迫した状況を物語った。
 
宮腰氏は、加藤派会長の加藤紘一元幹事長が十七日に内閣不信任案への賛成を明言して以来、厳しい選択を迫られてきた。十八日には地元入りとともに第二選挙区支部の千田稔支部長代行ら六人が自重を申し入れ、十九日には荻野幸和黒部市長ら後援会幹部が「選挙区に軸足を」と迫った。
 しかし、
宮腰氏は「自分なりに責任ある決断をしたい」と、態度を明確にしないままに十九日の夜行列車で東京へ。二十日になっても態度を明らかにしない宮腰氏に対して、自民党県連は文書による要請を行うとともに、向井幹事長が宮腰氏を強くけん制し、地元県議を通じてぎりぎりまで説得を続けたのだった。
 第二選挙区支部では、加藤派などの態度の変化を「ぎりぎりで党の結束を図ったのではないか」「上層部でどんな取引があったのか」としながらも、内閣不信任案の否決が決まったことで一様に安どの表情を見せた。ただ、
宮腰氏への県連側の強いけん制に「影響は尾を引く」との見方もある。
 さらに、自民党県議の中には
宮腰氏が加藤派の「欠席」決定に反したことで、「地元としてはより良い結果になったが、宮腰氏は今後どうするつもりなのか」とする声も聞かれた。

2000/11/21
【富山新聞】

宮腰氏、「否決」を選択 主流派4氏が説得、けん制、本会議に出席、「政党人の務め大事」
 野党から森内閣に対する不信任決議案が提出された二十日、自民党の富山県関係代議士五氏は、最後まで結果の読めない”世紀末政局”の渦中でぎりぎりのせめぎ合いを繰り広げた。とりわけ注目されたのは加藤派の宮腰光寛代議士の動向だった。宮腰氏が賛成の白票を握るのか、それとも反対の青票を投じるのか。一票の行方をめぐり、「粛々と否決する」(森派の橘康太郎代議士)とする主流派の四氏は早朝から説得やけん制を繰り返した。悩み抜いた宮腰氏が選んだ結論は「出席して否決する」(同氏)だった。
 夜行列車で上京した自民党県連会長の長勢甚遠代議士(森派)は、早朝のJR上野駅で同じ列車に乗り合わせた
宮腰氏とばったりと出会った。「県連は一本でいきたい」。迫る長勢氏に対し、宮腰氏はこの時点で、自身の不信任案への対応を明確にしなかったという。
 都内のホテルで開かれた富山県の重要要望事項説明会でも、萩山教嚴代議士(江藤・亀井派)が「昼ごろに除名者が一人(加藤紘一元幹事長)出る」とジャブを放ち、長勢氏も「IT対策は森内閣できちんとやる」と、加藤氏の”倒閣発言”を意識した一言で
宮腰氏をけん制した。これに対し、宮腰氏は記者団に「まだいろいろやることがある」とだけつぶやいて会場を後にした。
 午後五時四十分ごろ、議員会館の事務所にこもる
宮腰氏のもとには、同じ加藤派ながら不信任案に反対する姿勢を明確にしていた瓦力前防衛庁長官も説得に訪れた。「加藤の意気込みは分かるが、党改革と不信任案への対応をごっちゃにしてはならない」(瓦氏)。
 加藤派が「欠席することを決めた」との知らせは
宮腰氏のもとにも届いた。だが、宮腰氏は午後八時五十分ごろ、本会議に出席するために事務所を後にした。
●荒れた国会極めて残念 
宮腰
 本会議の延会が決まった後、
宮腰代議士は国会内で「加藤氏の気持ちも聞いたし、自分の気持ちも伝えた。選挙区の声もあり、政党人として務めを果たすことが大事だと思った。混乱に至った原因は現内閣に大きな問題がある。荒れた国会は極めて残念だ。支持率の低下は時の内閣にも重い責任がある」と語った。

2000/11/21
【富山新聞】

土壇場、加藤氏腰砕け 内閣不信任案採決、森首相、表情引き締め 強気「大きな失政ない」
 自民党内の反乱は腰砕けに終わった。二十一日未明、「百パーセント勝てる」と自民党除名覚悟で賛成を唱えていた加藤、山崎両派が欠席を決め、衆院本会議で内閣不信任決議案が否決される見通しとなった。政権発足後最大の危機をいったん乗り切った森喜朗首相は「大きな失政はない」と強気の言葉で表情を引き締めたが、森首相の早期退陣や総裁選前倒し論も依然くすぶる。筋書きのない世紀末政局は、先の見えない“第二幕”に突入した。
 森首相は本会議前、自民党幹事長室で野中広務幹事長、村上正邦参院議員会長らと会った後、代議士会で「一致結束して(不信任案を)否決し、補正予算案を通してほしい」と呼び掛けた。この後、記者団からの「話し合い解決はできたのか」との質問に一言も答えなかったが、その満面の笑みには不信任案を乗り切る自信がのぞいた。
 このしばらく前、加藤紘一元幹事長、山崎拓元政調会長と野中幹事長の間を取り持った加藤派の小里貞利総務会長が記者団に加藤、山崎両派の欠席を明らかにした。賛否が伯仲するとされてきた不信任案採決の否決が決定的となる半面、加藤氏ら非主流派と野中氏ら執行部側との間で「森首相退陣のレールが敷かれたのか」(自民党関係者)との観測も一時、流れた。
 この日、剣が峰に立たされた森首相は表向き、強気の姿勢を貫いた。不信任案採決に先立つ衆院予算委では、加藤氏が退陣要求の大義名分とした支持率の低下について「国民から政策にノーを突きつけられていない。支持率を上げるために政治をしていない」と力説した。
 しかし、関係者によると、野中幹事長が十九日、テレビなどを通じて「支持する勢力が少なくなっていることを森さん自身、深刻に受け止めてほしい」「首相が自ら進退を考える時期もあるかもしれない」などと語った後、森首相は戸惑いの色を浮かべたとされる。
 自民党主流派のうち、最大派閥・橋本派では、近く野中幹事長か青木幹雄参院幹事長のいずれかが「森首相の首に鈴をつけに行くのではないか」(関係者)との揣摩(しま)憶測さえ飛び交っている。これに対し、森派議員の一人は「不信任案が否決された以上、森首相は続投」と退陣説をきっぱり否定するが、森首相が今度は党主流派内の「森降ろし」を乗り切ることができるか、身内の森派内にも不安が残った。
●反対票で党人のけじめ 瓦氏、「宏池会守るだけ」
 「野党提出の不信任案に反対するのは政党人としてのけじめだ」。午後八時五十分、国会内での自民党代議士会を終えた加藤派所属の瓦力前防衛庁長官は「保守本流の『宏池会』はどんな政局でも動じない。加藤氏が(賛成から)欠席に変わったのは当然のこと」と淡々と語り、胸を張って議場に入った。
 加藤派前会長の宮沢喜一蔵相らとともに不信任案に反対票を投じた瓦氏は二十日、都内のホテルで開かれた加藤氏に反対するグループの会合に出席し「宏池会を分裂させないためにも、不信任案には結束して反対していく」ことで一致。この後、瓦氏は態度を明らかにしていない同派の
宮腰光寛代議士(富山2区)に、反対票を投じるよう説得するなどの動きをした。
 ただ、加藤氏とは昭和四十七年に初当選した同期で、瓦氏は「かかわりは深い友人であり、心を痛めている」とも。しかし、不信任案に反対し、加藤氏への同調者に説得工作を行ったことなどから「加藤氏との距離が広がる」(瓦氏周辺)ことを確実視する向きもある。さらに加藤派内に亀裂が入ったことは必至とみられるが、瓦氏は「今はどう宏池会を守っていくかだけだ」と派閥の再構築に全力を挙げる姿勢を示した。

2000/11/22
【富山新聞】

県連会長の長勢氏が4氏とも反対に安ど 萩山、橘氏がっちり握手
 「(宮腰氏は)大変だったとは思うがよく決断してくれた」。自民党富山県連会長の長勢甚遠代議士は二十一日未明の森内閣不信任決議案の採決を終え、県関係四代議士がそろって否決に回ったことで安どの表情を浮かべた。
 萩山教嚴、橘康太郎両代議士もじりじりしながら採決を待った。二十一日午前四時前、ようやく綿貫民輔衆院議長が「内閣不信任決議案は否決されました」と宣言し、両氏もほっとした様子を見せた。
 「疲れた」と長勢氏。だが、
宮腰氏が反対票を投じたことで、疲労の中にも県連会長として責務を果たせたことに、ほっとしたような笑顔が垣間見えた。
 萩山氏と橘氏は「ごくろうさまでした」とがっちり握手を交わした。萩山氏は「加藤氏も票読みで(不信任案を)可決できないと悟ったのだろう」と同氏の心中を推し量り、橘氏は同僚議員と肩をたたき合って、森首相が”信任”されたことを喜んだ。

2000/11/22
【富山新聞】

派に反し「否決」選択も… 宮腰氏が加藤派にとどまる意向、分裂の危機も、「まとまってもらいたい」
 自民党加藤派の決定に反して内閣不信任決議案に反対票を投じた宮腰光寛代議士は二十一日、同派総会に出席し、会長の加藤紘一元幹事長に今後も同派にとどまる意向を伝えた。同派には分裂の可能性も指摘されている中で、宮腰氏は「先行きは不明だが、まとまってもらいたい」と語った。
 加藤派総会で加藤氏に歩み寄った
宮腰氏は「申し訳なかった。今後もよろしくお願いします」と語り掛け、握手を交わした。宮腰氏は「今回は加藤氏と同一行動はとれなかったが、(同氏のことを)尊敬している」と述べ、引き続き同氏を支えていく姿勢を強調した。
 ただ、今回の不信任案への対応をめぐり、加藤派は加藤氏を支えるグループと、同氏の一連の行動に反発する宮沢喜一蔵相、池田行彦前総務会長らのグループに分裂するとみる向きもある。
 一方、本会議を欠席した加藤氏らと同一行動を取らなかったことについて、
宮腰氏は二十日午後に加藤氏に会い、本会議に出席し、不信任案に反対する意向を打ち明けたという。

2000/11/22
【富山新聞】

加藤、山崎派の欠席者は38人
 二十一日未明の内閣不信任決議案に対する自民党加藤派、山崎派の各議員の行動は次の通り。
 ▽加藤派
 【欠席】(21人)加藤紘一、原田昇左右、小里貞利、谷垣禎一、川崎二郎、逢沢一郎、金子一義、北村直人、杉山憲夫、園田博之、石原伸晃、中谷元、岸田文雄、根本匠、山本公一、岩永峰一、佐藤勉、塩崎恭久、菅義偉、望月義夫、福井照
 【反対】(24人)葉梨信行、宮沢喜一、林義郎、瓦力、池田行彦、丹羽雄哉、堀内光雄、太田誠一、古賀誠、森田一、柳沢伯夫、高橋一郎、二田孝治、持永和見、植竹繁雄、鈴木俊一、増田敏男、村田吉隆、実川幸夫、宮本一三、竹本直一、
宮腰光寛、左藤章、宮沢洋一
 ▽山崎派
 【欠席】(17人)山崎拓、亀井善之、甘利明、自見庄三郎、大野功統、木村義雄、武部勤、遠藤武彦、渡海紀三朗、岸本光造、佐藤剛男、田野瀬良太郎、林幹雄、原田義昭、奥谷通、田中和徳、渡辺具能
 【反対】(2人)保岡興治、稲葉大和

2000/11/24
【富山新聞】

次期参院選、「県都の候補」擁立論台頭、自民党富山市連が26日に支部長幹事長会議、県連の選考にも影響か 与野党の様子見も
 鹿熊安正参院議員の後継をめぐる自民党勢力の候補選びで、同党富山市連で擁立論が台頭している。魚津市連が「富山市を含めた県東部から擁立すべき」との意見をまとめたことで、こうした空気に拍車がかかる情勢であり、二十六日の富山市連支部長・幹事長会議の行方によっては、擁立論がさらに強まる可能性も出ており、大票田である県都の動きは同党県連の候補者選びにも影響を与えそうな情勢となっている。
 否決された森内閣への内閣不信任決議案の対応では、注目された自民党加藤派の
宮腰光寛代議士が派の意向に逆らう形で反対票を投じた。これによって県内の自民党代議士は結束を維持した形となり、県内的には“加藤政局”は終息し、党関係者の関心は参院選の候補者選びに移ってきている。
 こうした中で魚津市連がいち早く打ち出した方針について「すでに具体的な県議の名前が取りざたされている県西部に対するけん制」(県議の一人)との見方が出る一方で、長老格の富山市議の一人は「大票田の富山市が参院選は知らないという訳にはいかない」と、今後は県都からの候補者擁立論がさらに強まると分析する。
 富山市連内では、社民、民主党勢力による統一候補として自由党の広野允士県連会長の名がとりざたされていることに警戒感が広がっており、「富山3区に代議士は三人もいる。野党が広野氏で結集することになれば、長勢甚遠自民党県連会長のおひざ元で手をこまねいている訳にはいかない」(市議の一人)と県都からの擁立論が出るのは当然との見方は多い。ただ、校下支部の中には既に支部の意見を持って二十六日の市連の会合に臨む支部もあるとみられ、「当日は県議や官僚など具体的な名前が挙がるかも知れない」(県議の一人)との声もある。
 こうした中で社民、民主党勢力の間では「もともと自民党の分裂を期待する方がおかしかった」(民主党県連関係者の一人)として、参院選に向けた統一候補選びを急ぐよう求める声が強まっている。
●与野党の様子見も
 自民党勢力にすれば、野党の四者懇談会の候補者擁立の行方は社民党勢力の反発を見通した上で、結論として広野氏でまとまる可能性は薄いとの見方もなお強く、与野党が互いに様子見の側面も否めない。
 富山市連の力示健蔵支部長(富山市議長)は「まずは意見を聞いてからだ。魚津の考え方は理解できる話で、富山市に候補者はいくらでもいる。(県都からの擁立は)ない選択肢ではない」と語り、支部長・幹事長会議の結果次第では候補擁立に動く構えを見せている。

2000/11/25
【富山新聞】

東京ホットライン 長勢氏、自民4氏反対票で面目、不信任対応で”分裂”を回避
宮腰氏も否決に回る
 ◇…自民党加藤派会長、加藤紘一元幹事長の”決起”で注目を集めた二十一日未明の森内閣不信任決議案採決で、同派の
宮腰光寛代議士を含む富山県の自民党代議士四氏はそろって反対票を投じた。懸念された自民王国の”分裂”はひとまず回避され、同党県連会長として再三にわたって宮腰氏の説得を試みた長勢甚遠代議士も面目を保った格好である。
 二十日夜、不信任案の採決が行われる本会議を待つ長勢氏のもとに
宮腰氏から電話が入った。「不信任案に反対します」と告げる宮腰氏に対し、「苦労もあったと思うが県内の同志としてともにやっていこう」と応じる長勢氏。同氏が県内四代議士の”一本化”を確信した瞬間だった。
●県連の亀裂に懸念
 ◇…
宮腰氏は加藤派では中堅・若手グループに属する。同派内には「宮腰氏は他の若手とともに加藤氏に同調するはず」(同派中堅代議士)とみる向きも少なくなかった。自民党主流派と非主流派のし烈な切り崩し合戦が繰り広げられていた先週末には、永田町でも「主流派の票読みでは宮腰氏はクロ(加藤氏に同調)」との情報が流れたほどである。
 しかし、地元では自重を求める声が強く、仮に
宮腰氏が加藤氏に同調していれば「先の衆院選で固まった宮腰氏の支持組織が空中分解するだけでなく、自民党県連にも影響が及ぶ」(県議の一人)ことが必至の情勢だった。
 県内では、自民党の鹿熊安正参院議員が来年夏の参院選への不出馬を表明しており、自民党県連はまだ後継候補を絞り切れていない。一方で、野党勢力は自民打倒を掲げて統一候補を模索しており、長勢氏も、この時期に県連に亀裂をつくることだけは避けたかったという。
●くすぶる「森降ろし」
 ◇…結局、
宮腰氏ら加藤派の一部議員が不信任案反対に回ったため、加藤氏は”倒閣”に踏み切ることができず、「自民党にとって最悪のシナリオ」(江藤・亀井派幹部)であった不信任案可決は幻に終わった。二十一日未明の採決に臨んだ長勢氏も「富山(の自民党代議士)はまとまって動けた」と笑みを浮かべた。
 ただ、自民党内には依然として「森降ろし」論がくすぶり、主流派からも「不信任案が否決されても森内閣が信任されたわけではない。参院選は森首相では勝てない」(橋本派幹部)との声も漏れる。長勢氏は、中央では森政権を支え、県内では鹿熊氏の議席を守るべく指揮を執る立場にあるだけに、当面は永田町と地元の”両にらみ”を強いられそうである。

2000/11/26
【富山新聞】

富山県関係国会議員・東奔西走 宮腰光寛
宮腰氏、就職の最前線を視察
 自民党の
宮腰光寛代議士はこのほど、衆院労働委員会の行政視察で、東京都内に昨年十二月にオープンした学生職業総合支援センターなど、就職戦線の最前線を訪問し、就職を目指している若者らの生の声に耳を傾けた。
 
宮腰氏が話を聞いた若者の就職に対する考え方はさまざまだったようで、「一度は就職しないと…」と、職をえり好みしない考えを示す男性がいれば、自分が納得できない就職はしないと言い切る女性もいたという。
 「就職はお見合いのようなもので、双方が納得しないとうまくいかない」と
宮腰氏。「求人倍率が高くなるだけでは、ミスマッチは解消しないことがよく分かった」と率直な感想を語った。