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2001/04/01
【富山新聞】

宮腰氏「開かれた総裁選」直談判、古賀氏に出馬要請緩和求め「ハードル高すぎる」
 自民党の
宮腰光寛代議士が四月中にも実施される繰り上げ総裁選の立候補要件を緩和するよう働き掛けを強めている。「出たい人が出られる」(宮腰氏)環境をつくることで総裁選を活性化し、七月の参院選を前に「解党的出直し」をアピールする狙いである。
●参院選にらみ
 
宮腰氏は二十八日、小林興起、石原伸晃両代議士ら党内の若手、中堅議員とともに党本部に古賀誠幹事長、尾身幸次幹事長代理を訪ね、▽党員・党友に開かれた総裁選の実施▽総裁選立候補要件の緩和―の二点を求める衆参両院議員九十七人分の署名を提出した。宮腰氏はこの場でも特に要件緩和の必要性を強く訴えた。
 今年度予算が成立し、党内では水面下でのポスト森を探る動きが加速している。有力候補として野中広務前幹事長、小泉純一郎元厚相、麻生太郎経済財政担当相らの名が上がっているが、「橋本派を中心としたいつも通りの派閥単位の候補者選び」(江藤・亀井派関係者)と見る向きも多い。
 現行の党則では総裁選に立候補するためには、党所属の国会議員三百四十五人の約一割に当たる三十人の推薦が必要とされている。派閥単位で推す候補以外には推薦人を確保することは難しく、
宮腰氏も「ハードルが高すぎる」と指摘する。
 二十八日の申し入れに対して、古賀氏は「個人的には、総裁選に出るというのに(党内で)一割の推薦人が集まらないのはどうかとも思うが、このような状況であり、考慮しなければならない」と述べ、立候補要件を緩和する方向で検討していることを示唆した。
宮腰氏は「流れはそう(要件緩和に)なりつつある」と手ごたえを感じている。
●深刻な危機感
 参院選を控え、党内若手議員の間では「総裁選で目に見える形で論争しなければ、参院選は大敗する」(森派関係者)との見方が多い。
宮腰氏によると「改選を迎える参院議員の危機感はとりわけ深刻だ」という。
 
宮腰氏が参加している若手議員グループ「日本の明日を創(つく)る会」の中では「四十代の若手を出さなければならない」(同会メンバーの一人)などと、独自候補を探る動きも出始めており、宮腰氏ら若手議員の動向が党内外の注目を集めている。

2001/04/13
【富山新聞】

自民総裁選の顔ぶれ決まる 富山県関係国会議員も気勢、森派の長勢、橘、鹿熊氏が地元で小泉氏支持訴え、萩山氏、亀井氏の政策に期待
 自民党総裁選に出馬する顔ぶれが決まった十二日、森派の長勢甚遠、橘康太郎両代議士と鹿熊安正参院議員はそろって小泉純一郎元厚相の出陣式に臨み、気勢を上げた。江藤・亀井派の萩山教嚴代議士は亀井静香政調会長を支える姿勢を鮮明にした。これに対し、派内からの候補擁立を見送った堀内派の
宮腰光寛代議士は「現段階では結論が出ていない」としている。
 長勢、橘、鹿熊氏ら小泉氏を支援する北陸信越ブロック選出国会議員は小泉氏の出陣式前に懇談した。各県連三票ずつの持ち票の行方を決める予備選に向け、それぞれの地元でも小泉氏支持を呼び掛けることを確認した。
 長勢氏は「日本の政治は自民党が担っていくしかないのだから、(小泉氏の下で)党改革を進めなければならない」と強調。橘氏は「小泉さんは過去二回の総裁選を一緒に戦った同志だ」と力を込め、鹿熊氏も小泉氏について「私利私欲がなく、公正、公平な党運営が期待できる」などと評価した。
 萩山氏は、総裁選の選挙管理委員として党本部に詰めていたため、十二日昼の亀井氏の出陣式には出席できなかったが、「(亀井氏は)男らしさ、野武士的な要素を持っており、言ったことはきちんとやる」と述べ、積極的な経済対策に期待感を示した。
 一方、
宮腰氏は堀内派総会で「(総裁選で)政策グループとして方向を打ち出すことは当然だが、縛りはつくらないでほしい」と訴えた。
 会長である堀内光雄元通産相の擁立を断念した堀内派は、最終的には最大派閥・橋本派が推す橋本龍太郎行革担当相の支持に回るとの見方が有力だ。
 
宮腰氏は「参院の先生は選挙で各方面から支持を受けなければならないので、配慮すべきだ」と発言の趣旨を説明した。ただ、宮腰氏は「党員、国民は派閥の行動ももちろんだが、国会議員の個人の行動にも注目している」とも語っており、派閥の決定に沿う形で橋本氏を推すことには抵抗感があるとみられる。

2001/04/14
【富山新聞】

東京ホットライン 自民総裁選、県連の3票めぐり集票合戦、予備選が焦点に、国会議員も始動
●「今週末がヤマ場」
 ◇…自民党総裁選の火ぶたが切られ、富山県関係の同党国会議員が支持する候補への票の取り込みに動き出した。今回の総裁選では、とりわけ各都道府県連が持つ計百四十一票の行方を決める予備選が焦点となっており、県内でも県連に割り当てられた三票をめぐる”集票合戦”が繰り広げられる。
 「予備選に向けて、今週末がヤマ場になる」。十二日、参院議員会館で開かれた小泉純一郎元厚相の「応援隊」の会合で出席者の一人が声を張り上げた。一方、亀井静香政調会長は同日、分刻みの日程をぬって自ら受話器を握り、”電話作戦”に乗り出したという。
 三百四十六票の国会議員票だけでみれば、最大派閥の橋本派に加えて堀内派の支持も見込める橋本龍太郎行革担当相が優位に立つとみられている。劣勢とされる麻生太郎経済財政担当相や亀井、小泉両氏は地方票に望みをつなぐ。
●「世論は小泉氏」
 ◇…県関係では長勢甚遠、橘康太郎両代議士と鹿熊安正参院議員が小泉氏を支持する。長勢氏は、十二日の打ち合わせで北陸信越ブロックの選挙対策の責任者を務めることになり、橘、鹿熊両氏も「当然、県内の同志に呼び掛ける」(橘氏)と腕まくりする。
 小泉氏の強みは「世論では『小泉さんを』という意見が最も多い」(鹿熊氏)ところ。小泉氏陣営では地方票で橋本氏を大きく上回ることをもくろむが、「建設や郵政関係をはじめ党の職域支部の大半が橋本派に押さえられており、実際は厳しい」(森派参院議員)との声もある。
●萩山氏は県西部中心
 ◇…また、亀井氏を支援する江藤・亀井派の萩山教嚴代議士は、県西部の党員を中心に働き掛ける考えである。同派とすれば「決選投票で影響力を行使する」(中堅代議士)ためにも、地方票を一票でも上積みしたいところだ。
 一方、堀内派の
宮腰光寛代議士は、同派の総裁選対応が決まっていないこともあり、現段階では予備選で積極的に動くのは難しい状況だ。かつて小渕派(現橋本派)会長を務めた綿貫民輔衆院議長も表立って動けない立場にあるが、「あうんの呼吸だけでも相当の票が橋本氏に流れる」(自民県議)とみる向きもある。

2001/04/14
【富山新聞】

橋本派に足並みの乱れ 足元の若手議員らが会合
 自民党各派の一―三回生議員三十三人(代理二人含む)が十三日午後、党本部で会合を開き、総裁選の候補者に討論会開催を求める方針を決めた。近く申し入れ、十七日にも実現させる考えだ。
 橋本派若手議員の新藤義孝、下地幹郎、大村秀章、梶山弘志の四氏が会合を呼び掛けた。これに先立ち新藤氏らは橋本派の鈴木宗男総務局長から「派閥の結束が乱れる」と、会合を中止するよう説得を受けたが、「(候補者から)直接話を聞きたい」(新藤氏)として押し切った。
 「鉄の結束」を誇る橋本派の足並みの乱れがさらに拡大した形で、若手議員らは橋本氏の再登板に難色を示している議員が多いことから、総裁選の行方に微妙な影響を与えそうだ。
 四氏以外の参加者は次の通り。(敬称略)
 【橋本派】木村隆秀、山口泰明、吉川貴盛、森岡正宏、中本太衛【森派】下村博文、松島みどり、高木毅、谷本龍哉、吉野正芳、馳浩、三ツ林隆志、山本一太(参院)、世耕弘成(参院)【堀内派】岩永峯一、菅義偉、
宮腰光寛、左藤章、平井卓也、宮沢洋一、北村誠吾、上川陽子(代理出席)、福井照(代理出席)【山崎派】奥谷通、田中和徳【河野グループ】河野太郎【江藤・亀井派】荒井広幸【加藤派】佐藤勉【無派閥】渡辺喜美

2001/04/15
【富山新聞】

8月中旬の公民館完成へ地鎮祭、黒部市新天町内会
 黒部市新天町内会は十四日、新天児童公園で荻野幸和市長、
宮腰光寛代議士、横山栄県議、地元関係者らを招き、新天コミュニティーセンター(公民館)の地鎮祭を行った。八月中旬完成目指す。
 新天町内会の集会施設が人口増などで手狭になったため、新たに公民館を建設する。新公民館は木造平屋建て二百四・六平方メートルで、四十二畳の多目的ホール、十五畳の研修室、調理研修室などがある。
 玄関までには点字ブロックを敷き、館内は段差がなくバリアフリー(障害の除去)化される。

2001/04/16
【富山新聞】

東京だより 設立10周年を祝う、黒部会が総会
 ◇…東京黒部会の総会と懇親会が十五日、東京・九段南の九段会館で開かれ、会員ら約百三十人が同会の設立十周年を祝った。地元から荻野幸和黒部市長、
宮腰光寛代議士らが出席。同市長は北陸新幹線の富山までのフル規格整備が決定したことなどを報告した。

2001/04/16
【富山新聞】

東京だより さくらまつりで親ぼく、千代田区富山県人会、110人が参加
 ◇…東京都千代田区富山県人会の「さくらまつり」=写真=がこのほど、東京・九段南の九段会館で開かれ、同区在住の県出身者ら約百十人が旧交を温めた。
 今年で十七回目を迎えた同会の恒例行事。寺島一雄会長は「花見にかこつけて、年に一度、故郷をしのびながら親ぼくを図ることがさくらまつりの大きな役割だ」とあいさつし、来賓の長勢甚遠代議士、石川雅巳千代田区長、
宮腰光寛代議士も順に祝辞を述べた。
 岩倉進副会長の発声で乾杯した後には、お楽しみ抽選会やカラオケ大会などもあり、参加者は近況報告や思い出話に花を咲かせた。

2001/04/21
【富山新聞】

東京ホットライン 宮腰氏、派閥にとらわれぬ総裁選を、橋本派若手に同調、4候補者を「面接」
●「勇気ある行動」
 ◇…二十四日投票の自民党総裁選をめぐり、堀内派の
宮腰光寛代議士が派閥横断の若手議員グループに加わり、派閥の枠にとらわれない選挙の実施を求める動きを強めている。
 若手議員グループは、橋本派が派閥を挙げて橋本龍太郎行革担当相を推し、同派若手の大村秀章代議士らがそれに反発したことが発端となって発足した。
宮腰氏も「勇気ある行動をしっかり支えるべきだ」と、このグループに加わり、総数は三十人を超えた。
●懇談を申し入れ
 ◇…若手議員グループはまず、四人の総裁候補者との意見交換の場を設けるよう各陣営に申し入れた。四候補者もこれを受け入れ、十八日までに候補者との懇談会が相次いで実現した。
 
宮腰氏はすべての懇談会に出席した。麻生太郎経済財政担当相には質問する機会がなかったものの、亀井静香政調会長、小泉純一郎元厚相には「政治主導、官邸主導のシステムをどのようにつくっていくのか」などと問い、橋本氏には北方四島の問題についてただしたという。
 こうした「若手の面接」(亀井氏)は候補者にもおおむね好評で、
宮腰氏も「過去に例がないことだと思う」と手ごたえを感じているようだ。懇談を終えた同氏は「政策や政権の枠組みの問題などについてよく検討して(投票する候補者を)決めたい」と語る。
●堀内派は橋本氏支持
 ◇…もっとも、堀内派は十八日の総会で橋本氏支持を決定。
宮腰氏は派閥の決定について「宏池会(同派)として方向性を打ち出したので理解、協力してほしいという意味だ」と語り、投票を拘束するものではないとの見方を示すが、総裁選後の古賀誠幹事長留任を視野に入れる同派とすれば派内の”造反”は抑えたいところだ。
 若手議員グループの中にも、候補者との懇談会には出席したものの、派閥の方針にしたがって投票することを明言する向きもあり、派閥の意向に反する投票に踏み切る議員がどの程度に上るのかは不透明である。ただ、こうした若手の動きが「派閥間の数合わせですべてが決まる」(森派代議士)はずの総裁選の帰すうを読みにくくしていることは確かだ。

2001/04/22
【富山新聞】

「一生懸命な姿見せたい」荻野黒部市長、後援会総会で決意
 荻野幸和黒部市長の黒部後援会総会は二十一日、同市民会館で支持者約二百五十人が参加して開かれた。
宮腰光寛自民党代議士や参院選に出馬する野上浩太郎氏の祝辞を受けて、荻野氏は「夢は思い続けあきらめないことである。次代を担う人たちに一生懸命さを見せていきたい」と決意を述べた。
 石川一区選出の馳浩自民党代議士が「国政の行方」と題して講演した。馳氏は、自民党総裁選の地方票では小泉純一郎氏がダブルスコアで橋本龍太郎氏を破ると指摘し、「橋本さんが国会議員の票で逆転すれば参院選で自民党は敗れるだろう。地方の票を重視しなければならない」と述べた。

2001/04/23
【富山新聞】

東保富山県議長の活躍期待 新湊市で250人が就任祝賀会
 東保和雄氏の富山県議会議長就任祝賀会は二十二日、新湊市のホテル第一イン新湊で開かれ、発起人代表の分家静男新湊市長、中沖豊知事、長勢甚遠、
宮腰光寛両代議士ら約二百五十人が東保氏の議長就任を祝った。
 新湊市内からの県議会議長は分家市長の父義八郎氏以来、四十三年ぶりで、分家市長が「市制五十周年に新湊から県議会議長が誕生し大変めでたい。新湊大橋問題などの前進に期待したい」と祝辞を述べた。中沖知事は東保氏の弟力氏が新湊市議会議長を務めていることに触れ「兄弟そろって議長を務められ、活躍に期待したい」と祝った。このほか長勢代議士、向井英二県議会自民党議員会長らがあいさつした。
 これに対して東保県議会議長は「先月二十三日、百九代議長に就き、身に余る光栄です。知事とともに県勢発展のために頑張りたい」と謝辞を述べた。

2001/04/24
【富山新聞】

「改革姿勢が賛同得る」富山県関係国会議員
 長勢氏・危機意識の表れ 橘氏・大差に隔世の感
 鹿熊氏・党の活性化期待 萩山氏・亀井氏は辞退を
 
宮腰氏・人事は派閥超え
 小泉氏が橋本龍太郎氏に大差をつけてトップになったことについて、自民党県関係国会議員五氏は一様に「党改革を強く訴えた小泉氏の姿勢が受け入れられた」との見方を示した。
 小泉氏を支援する県連会長の長勢甚遠代議士(森派)は「富山は他の都道府県連より地域党員の割合が大きいことも影響したが、何よりも党に対する危機意識の表れだ」と分析。「党改革に最も力を入れているのは小泉氏だ」とする呼び掛けも反応はよかったと手ごたえを示した。
 同じく小泉氏支持の橘康太郎代議士(同)は「これだけの差がつくとは思わなかった。小泉氏が初めて総裁選に出馬した時と比べると隔世の感がある」。鹿熊安正参院議員(同)も「国民の期待の一票が積み重なった結果であり、『新世紀日本新生』の実現に全力を尽くすことが、党活性化にもつながる」と期待感を強めた。
 亀井静香氏支持の萩山教嚴代議士(江藤・亀井派)は「橋本氏がもっと取ると思った。亀井氏は小泉氏と橋本氏の対決に埋没した感がある」と指摘。二十四日の両院議員総会での対応ついては「小泉氏を支援するのなら、潔く一回目からのほうがよい」と語り、亀井氏は本選挙を辞退すべきとの考えを示した。
 予備選では特定の候補者を支援しない立場を示していた
宮腰光寛代議士(堀内派)は「党員が変化を求めた結果であり、(小泉氏は)これぐらいはいくと思っていた」と感想を語った。その上で小泉氏に対して「参院選に向け挙党態勢をつくることも必要だが、党三役や閣僚人事は派閥にとらわれず、考え通りにやってほしい」とエールを送った。

2001/04/25
【富山新聞】

「党改革を」「まずは経済対策」、富山県関係国会議員・4氏が小泉氏に投票、総裁選、宮腰氏は明言せず
 地方組織の圧倒的な支持を受けて小泉氏が自民党新総裁に選ばれた二十四日、総裁選に臨んだ同党の富山県関係国会議員や県連代表からは「党改革をぜひ断行してほしい」「まずは経済対策だ」と期待の声が上がった。
 県連会長の長勢甚遠代議士は、総裁選後の小泉氏応援隊の報告会で同氏と並んで壇上で乾杯。最初の焦点となる人事について長勢氏は「挙党態勢とは総裁が一番やりやすい強力な布陣をつくることだ」と述べ、小泉氏のリーダーシップに期待感を示した。
 同じく小泉氏支持の橘康太郎代議士は「経済対策が最重要。年金や医療など皆さんが不安を感じている分野の抜本改革にも取り組んでほしい」と力を込めた。鹿熊安正参院議員は「小泉さんは決断したら実行する固い信念の持ち主だ。地方の声を吸い上げる形の結果になってよかった」と満足感を漂わせた。
 亀井静香政調会長が本選挙を辞退したため、亀井氏支持だった萩山教嚴代議士も「党員の声にこたえて一回目で勝たせてあげたほうが、その後も仕事がやりやすいはず」と小泉氏に一票を投じた。「小泉さんの主張には実現が難しいものもあったが、できなければ名がすたる」と激励した。
 
宮腰光寛代議士は「自民党は変わったと評価される政策を打ち出し、実行してほしい。ただ、小泉氏の(主張の)方向性はよいが、内容がまだ伴っていない」とチクリ。だれに投票したか、との問いに対しては「信念に基づいて投票した」と述べるにとどめ、明言しなかった。
 県連からは向井英二幹事長、大上紀美雄次期幹事長、元尾文子女性部長が予備選の結果に基づき小泉氏に投票した。向井氏は「党員の声が十分に反映された。山積する政策課題に地方も含めて組織を挙げて取り組まなければならないとの決意を新たにした」と、興奮さめやらぬ面持ちで語った。

2001/04/27
【富山新聞】

自民は「新鮮」「堅実」と評価 小泉新内閣誕生、富山県関係国会議員の反応 新味に欠けるとの声も、民主・谷林氏は「実行が大切」
 小泉新内閣について、富山県関係の自民党国会議員の間では「新鮮」「堅実」などと評価する声が大勢を占める一方で、再任が目立ち「新味に欠ける」との声も漏れた。これに対して民主党の谷林正昭参院議員は「言っていることを実行するかどうかが大切であり、しっかり見届ける」としている。
 長勢甚遠代議士(自民)は新内閣について「総理が公約されたことを政治主導で実行するための内閣だ」と評価した。顔ぶれについても「従来とは違った感覚で総理自らが選定されたと聞いている。国民の期待にしっかりとこたえる内閣であってほしい」と語った。
 新内閣では石原伸晃氏ら若手の登用も目立ち、「日本の明日を創(つく)る会」などで石原氏とともに活動してきた
宮腰光寛代議士(同)は「新鮮さが感じられる。石原氏には一歩も二歩も進んだ行革を期待したい。女性も実力のある人物ばかりだ」と期待を込めた。
 萩山教嚴代議士(同)は「やはり派閥のしがらみを壊すのは簡単ではない。結果として再任が多く、真新しさが感じられないように思う」とやや辛口。新内閣の目玉とされる慶大教授の竹中平蔵経済財政担当相についても「理論と現実とは違う」と注文をつけた。
 橘康太郎代議士(同)は、組閣の過程に注目しながら「手堅い人事だ」と語った。「(京都議定書問題という)懸案を抱える川口環境相を再任させるなど堅実な印象だ。適材適所で首相のお眼鏡にかなった人物を登用しており、いいことだ」と評価は高い。
 鹿熊安正参院議員(同)は、女性や民間からの閣僚起用が多いことについて「国会議員だけではなく、一般国民の声を聞き、反映させるという姿勢の表れだ」と語った。首相に対しては「人柄を尊敬している。小泉さんならではの手腕を発揮してほしい」と信頼感を示した。
 対する谷林氏は「頭だけを代えても党の体質が変わらなければ意味がない」とみている。新内閣の評価については連休明けに予定されている新首相の所信表明を見てから、としながらも、「正面から政策論争ができるのならば望むところだ」と意気込んだ。
●国政変革に努力を、中沖知事ら談話
 新内閣の発足を受けて、中沖豊知事は二十六日、「国民の声を十分に反映し、未来に明るい展望がもてるように国政の変革に努めてほしい」とする談話を発表し、景気・雇用対策や行財政改革、地方分権の推進などを求めた。
 正橋正一県市長会長(富山市長)は「新世紀の内閣として経済新生を願う国民の期待にこたえるよう念願している」とし、地方の意見を尊重して北陸新幹線の早期整備を求めた。松井信勝県農協中央会長は、安全で安定した農業を確立し、自給率向上に努めるという「小泉内閣の公約はJAグループの理念と共通するものである」と評価した。