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2001/05/03
【富山新聞】

小泉”高支持率”内閣、富山県内への影響は、自民党は参院選の追い風期待 「勢い続くか」懸念も、野党は「体質変わっていない」
 先月二十六日に新内閣が発足し、富山県内の自民党関係者は七月の参院選県選挙区への影響を推し量っている。小泉純一郎首相の人気が高いことで「逆風から追い風の中での選挙に転じる」(県連幹部)と期待する声が上がる一方で、あまりの支持率の高さにかえって「参院選までこの勢いが続くかが問題だ」(県関係国会議員)と反動への懸念の声も出始めている。
 小泉首相人気に加え、閣僚にも「新鮮さを感じさせる」(
宮腰光寛代議士)顔ぶれが並んだこともあり、新内閣の支持率は軒並み八割を超えている。永田町周辺では衆参ダブル選挙もささやかれ、県連関係者の間では「これで戦いやすくなった。あとは小泉さんを県内に呼ぶことができれば決まりだ」(自民党県議)との声が漏れる。
●改革の成果必要
 もっとも、自民党内には「小泉首相に対する有権者の期待が大きい分、失望させた時の反動が恐い」(江藤・亀井派幹部)と見る向きもある。長勢甚遠県連会長も「党を改革し、日本の政治を改めるという成果がはっきりと表れれば富山でも理解が得やすくなる」とやや慎重な姿勢を示す。
 防衛庁副長官として小泉首相を支える立場となった萩山教嚴代議士も「(高支持率には)御祝儀の要素もある。実行が伴わなければ逆に厳しくなる」と表情を引き締める。小泉内閣は現在の支持率を参院選の勝利につなげるためにも、短期間で目に見える成果を出すことを迫られているとの見方もある。
 一方で、野党第一党である民主党の谷林正昭県連代表は「自民党の体質は変わらないという前提で戦っていく」と語る。しかし、全国的に「野党の存在感が薄れている」と指摘されている上に、県内では候補者擁立をめぐり、社民、自由党勢力と民主党勢力との溝すら埋まっていないのが現状である。
 野党とすれば「自民党の顔が変わっても体質は変わらないことを国会で証明する」(民主党幹部)ことが、参院選への試金石ともなる状況である。だが、通常国会の会期は来月二十九日までであり、残された時間はそれほど長くはない。
●国会論戦が焦点
 小泉首相は連休明けの七日に所信表明を行い、来週中に各党が代表質問する。小泉首相が成果を挙げて参院選でも「地滑り的勝利」を演出するのか、それとも野党側が小泉首相の「化けの皮をはぐ」(社民党関係者)ことに成功するのか。連休明け以降の国会論戦の流れは、参院選県選挙区と、地元候補を抱える比例代表の結果にも密接に影響する。

2001/05/10
【富山新聞】

参院選出馬の野上氏後援会 月内に全市町村で発足、自民県連常任顧問会議、連合会長に鹿熊氏、富山県西部の支持拡大がカギ
 自民党富山県連の常任顧問会議は九日、東京・永田町の料理屋山の茶屋で開かれ、七月の参院選で県選挙区から同党公認で出馬する野上浩太郎氏の後援会が今月末までに県内の全市町村で発足する見通しとなったことが報告された。さらに、連合後援会の会長に鹿熊安正参院議員が就任することが了承された。
 野上氏の選対組織では、長勢甚遠県連会長が総括責任者に、大上紀美雄次期幹事長が選対本部長に就くとみられる。野上氏に加え、長勢、大上両氏、連合後援会長に就く鹿熊氏も県東部出身であることから「県西部が盛り上がらない」(関係者)と懸念する向きもあり、今後は県西部でどのように支持を広げていくかがカギとなりそうである。
 常任顧問会議には長勢、鹿熊両氏をはじめ、綿貫民輔衆院議長、
宮腰光寛、萩山教嚴、橘康太郎の各代議士と久世公尭参院議員らが出席した。
 席上、大上氏は情勢報告の中で「県議、市町村議が中心となって(野上氏の)あいさつ回りを進めている。各地の後援会では意識的に会長に若手を登用している」と、戦術面の新たな取り組みを強調した。
 終了後に記者会見した長勢県連会長は「まだ選挙気分になっていないところもあり、これから大車輪で選挙準備を進めたい。県民の意思を結集できるような態勢をつくりたい」と述べた。
●尾身幸次氏招き記念講演 19日の富山県連大会
 常任顧問会議では、今月十九日、富山市芸術文化ホールで開かれる自民党県連大会の内容も了承された。記念講演の講師に尾身幸次沖縄・北方対策担当相を招くとともに、大会を運営する議長団には地域支部、女性部、青年部局代表を起用し、「開かれた自民党」をアピールする。

2001/05/13
【富山新聞】

富山県関係国会議員・東奔西走 宮腰光寛氏、台湾との友好探る
 自民党の
宮腰光寛代議士はこのほど、若手議員が中心となってつくった同党日本台湾友好議連の設立総会に出席し、「日本と台湾はともに国際自由陣営の重要な一員だ」などと友好の必要性を訴えた。
 「台湾は昔とは違って民主的な選挙でリーダーを選んでいる。しかも世界で最も親日的でもある」というのが
宮腰氏の考えである。
 台湾の李登輝前総統の来日が話題となった直後であるだけに、議連設立は「ちょうどいいタイミング」(
宮腰氏)。同氏は「一つの中国という外交方針を堅持しながらも、自由陣営の一員である台湾との友好の道も探りたい」としている。

2001/05/14
【富山新聞】

300人、参院選必勝誓う 自民党公認、出馬予定の野上氏、魚津市後援会が設立総会
 七月に予定される参院選県選挙区に自民党公認で出馬する野上浩太郎氏=県議、富山市=の魚津市後援会設立総会は十三日、同市北鬼江のありそドームで行われ、約三百人が野上氏の必勝を誓い合った。
 設立発起人を代表して千田稔自民党同市連合支部長があいさつした後、規約や役員、活動方針が拍手で承認され、石川精二魚津市長、長勢甚遠同党県連会長、
宮腰光寛代議士、野上氏の連合後援会長に決まった鹿熊安正参院議員、沢崎義敬同市議会議長が祝辞を述べた。
 あいさつでは各氏とも、野上氏の若さと自民党への風当たりの厳しさを強調し「自民党の先兵として働いてほしい」「野上氏に同世代の政治への関心を引きつけてほしい」などと激励した。
 これに対し野上氏は「小泉内閣の高い支持率は国民の変革への期待だと思う。分かりやすい政治に若い力をぶつけたい」と決意を述べた。
 県内では今月中にほとんどの市町村で野上氏の後援会が結成されることになっている。

2001/05/21
【富山新聞】

東京だより 入善出身者ら60人が親ぼく、東京でふるさと懇談会
 ◇…入善町はこのほど、東京・吾妻橋のアサヒフラムドールで「入善ふるさと懇談会」を開き、町関係者と首都圏の民間企業や中央官庁で活躍する町出身者ら約六十人が親ぼくを深めた。
 冒頭、米澤政明町長が「今年度は新しい総合計画の出発の年。特に深層水は町の大きな産業の目玉になると考えている」などと町の状況を報告。続いて、
宮腰光寛代議士や上田英俊県議らもあいさつした。
 この後、出席者は大林政雄町議会議長の発声で乾杯し、近況報告や思い出話に花を咲かせた。

2001/05/24
【富山新聞】

「新幹線、福井に必要」公共事業、良いものに重点、山崎自民幹事、長南越延伸に前向き 北信越5県議会協が陳情
 自民党の山崎拓幹事長は二十三日、北陸新幹線建設促進北信越五県議会協議会(会長・東保和雄富山県議会議長)の陳情団に対し、「福井は交通の便がよくない。新幹線が必要だ」などと述べ、同新幹線の南越(武生市)までの延伸に前向きな姿勢を見せた。小泉内閣が打ち出している公共事業費の見直しについても、山崎氏や福田康夫官房長官は整備新幹線推進の好機になる可能性があるとの認識を示した。
 山崎氏は、公共事業費の見直しに関し、「公共事業を良いものと悪いものに切り分ける」と語った。福田氏は「見直しとは良い公共事業に重点を置くことだ。新幹線で森(喜朗前首相)さんが頑張っていることは承知している」と述べ、北陸新幹線にプラスに働く可能性をにじませた。
 一行は堀内光雄自民党総務会長、麻生太郎同党政調会長らも訪ねた。堀内氏は「(来年度予算編成では)ご希望に添えるよう頑張る」、麻生氏は「東海道新幹線の代替機能という点を前面に押し出せば話が通りやすい」と、北陸新幹線の必要性に理解を示した。
 陳情には長勢甚遠、
宮腰光寛両代議士が同行した。
●野沢氏「富山以西フル規格化検討」
 陳情に先立ち、東京・平河町の麹町会館で開かれた北陸新幹線建設促進北信越五県議会協議会の理事会では、自民党の野沢太三整備新幹線建設促進特別委員長が講演し、来年度から同新幹線富山以西のフル規格化に向け、政府、与党で検討に入る意向を示した。
 野沢氏はさらに、先週、小泉純一郎首相に整備新幹線の投資効果などについて説明した経緯を紹介し、「ご理解いただけたと思う。特定財源の見直しも今後の議論次第では(整備新幹線建設の)大きな前進につながる可能性がある」と語った。
 理事会ではこのほか、五県議会が結束して、新幹線建設予算の大幅な増額を求めていくことなどを盛り込んだ今年度の活動方針が了承された。

2001/05/27
【富山新聞】

富山県関係国会議員・東奔西走 宮腰光寛氏、新防衛庁舎を初訪問
 自民党の
宮腰光寛代議士はこのほど、東京・市谷本村町の防衛庁を初めて訪問し、中谷元防衛庁長官と懇談した。
 防衛庁は昨年五月に六本木から現在地に移転した。広さは約三倍になり、「防衛の中枢」としての機能も拡充された。現在地は極東国際軍事裁判や三島由紀夫事件といった昭和史の舞台でもある。
 
宮腰氏は、旧庁舎は訪問したことがあったが、移転後は「なかなか足を運ぶ機会がなかった」という。「東京では一番」とされるヘリポートなどを視察した宮腰氏は、旧庁舎と比較しながら「施設的にも有事に即応できる体制になった」と意を強くしたよう。

2001/05/28
【富山新聞】

北陸新幹線、上越―富山間が起工 フル規格、12年後開業へ 富山以西の延伸へ結束
 北陸新幹線上越―富山間をフル規格で整備する起工式が二十七日、JR富山駅南口広場で行われ、中沖豊知事や森喜朗前首相、綿貫民輔衆院議長らがくわ入れで、十二年強後の富山―東京間開業に向けた工事の安全を祈願した。起工式後に開催された建設促進大会では、沿線各県が南越(武生市)までの一括認可、大阪までの整備方針明確化へ強力な運動を展開することを確認した。
 上越―富山間のフル規格整備は昨年末の政府、与党の申し合わせを受けて、国土交通省から工事実施計画の認可を得た日本鉄道建設公団が実施する。同区間約百十キロのうち上越―糸魚川、新黒部―富山両区間で新規着工となるほか、スーパー特急方式で建設中の糸魚川―新黒部間がフル規格に変更される。総工事費は約七千二百億円。富山県にとっては一九七三(昭和四十八)年の整備計画決定以来、二十八年ぶりに、富山までの全区間で工事が進む節目となる。
 起工式では、県選出国会議員や沿線市町の首長ら関係者約百人を前に、中沖知事が「二十一世紀幕開けの年に、つち音を聞くことができ感無量だ。引き続き富山以西の全線整備に全力を尽くす」とあいさつし、これまでの運動に感慨をにじませた。
 工事を実施する日本鉄道建設公団の豊田実総裁、井手正敬JR西日本代表取締役会長もあいさつで、一日も早い工事完成と北陸新幹線が地域発展の大きな起爆剤になると強調し、泉信也国土交通副大臣が扇千景国土交通相の祝辞を代読した。
 起工宣言に続いて、中沖知事らを筆頭に綿貫衆院議長、長勢甚遠、萩山教嚴、橘康太郎、
宮腰光寛の各代議士、鹿熊安正、久世公堯両参院議員、沿線市町の首長らがくわ入れした。
●南越か敦賀まで認可を 森前首相、2年後の見直しで
 森前首相は二十七日、富山市の富山第一ホテルで開かれた北陸新幹線上越―富山間起工式後の祝賀会と建設促進大会の祝辞で、二年後にも予定されている整備計画の見直しでは、南越か敦賀までの一括認可を実現させるべきとする考えを示した。
 富山以西の整備計画は九州、東北両新幹線建設工事の進ちょくを勘案しながら、二、三年後にも見直される。森前首相の発言は、自民党北陸新幹線建設促進議員連盟会長として富山以西の延伸に改めて沿線各県の結束を求めたもので、見直しを経た上で「最終の仕上がりでは南越、できれば敦賀までの同時開業にしなければならない」と強調した。

2001/05/29
【富山新聞】

環日本海交流推進へ調査 日沿連、世話人代表に中沖知事再任
 富山県をはじめ十二府県などでつくる日本海沿岸地帯振興連盟(日沿連)の総会が二十八日、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテルで開かれ、今年度から二年がかりで環日本海交流推進に必要な施策を探るための調査を実施することを決めた。世話人代表には中沖豊知事が再任された。
 中沖知事はあいさつで「二十一世紀を迎えた今こそ、緊張と対立の海といわれた日本海を平和と発展の海に変えていく重要な時期だ」と強調した。日本海側の新幹線や空港、港湾、高度情報通信基盤などの整備促進を求める特別決議も採択された。
 総会に続き、関係国会議員でつくる日本海沿岸地帯振興促進議連と日沿連の合同勉強会が開かれ、矢吹晋横浜市立大教授が「中国経済の国際化と環日本海経済交流」と題して講演した。
宮腰光寛、橘康太郎両代議士が出席した。