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2003/11/01
【富山新聞】
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衆院選、対決・マニフェスト(2)合併協議の現状に是非
●〔地方分権と合併〕 三位一体改革、税源移譲は一致、補助金では対立 地方重視の政策必要
富山県内では来年十一月に砺波広域圏で二つの合併が実現するのを皮切りに、県民に最も身近な行政の姿が変わろうとしている。一方、小泉政権の下では国庫補助負担金と地方交付税、地方への税源移譲の在り方を考える「三位一体」の税財政改革論議が進み、国と地方の役割が見直されようとしている。地方分権の推進が求められている現在、各候補は合併や税財政改革をどのようにみているのか。
自民党前職の長勢甚遠、綿貫民輔両候補は、厳しさを増す市町村財政の健全化と地方分権を進めるため、合併促進は避けられないとみる。宮腰光寛候補も「強制的に合併を進めることは避けるべきだ」としながらも、県内の現状を肯定的に受け止め、新たなまちづくりに取り組む市町村にエールを送る。三位一体改革では「国から地方への税源移譲が急務」(綿貫候補)、「地方の実情に合わせた改革が必要」(長勢候補)と訴える。
これに対して民主党新人の村井宗明候補は、地方分権の推進は重要としながらも、現在の合併協議を「国の半強制的な押し付け」と批判する。三位一体の改革で論議されている国からの補助金についても、西尾政英候補は「地方が責任と自覚を持って使える金に変えねばならない」と、使い道に制約がある補助金制度を廃止し、新たな財源措置が必要とみる。
共産党新人の山田哲男候補も、現在の合併協議を「国の押し付けに従って性急に進んでいる」として、住民への十分な情報提供を訴える。税財政改革で挙げられている国の補助金問題でも、古沢利之候補は「国庫補助・負担金の廃止に反対し、地方交付税の原則を守るべきだ」と主張。坂本洋史候補も三位一体改革を真っ向から否定する。
社民党新人の辰尾哲雄候補は「合併は国が財政負担を自治体と住民に転嫁するものだ」と指摘。窪田正人候補も強制合併には反対した上で、強制合併を促しているとみる合併特例法の期限撤廃を訴える。税財政改革では「地方分権の推進には財源移譲が不可欠」(窪田候補)として、地方所得税の創設などを訴える。
●〔雇用〕 規制緩和、強化で需要 環境、福祉、教育に視線
県内では有効求人倍率が、二〇〇一(平成十三)年十二月に〇・五倍にまで落ち込んで以来、雇用情勢は好転しているが、依然として厳しい状況が続いている。指標に表れないフリーターの増加、雇用のミスマッチなどの問題も指摘されている。国の補助事業なども受けて、県は今年度から〇五年度までの三年間で、計一万六千人以上の雇用創出目標を設定するなど取り組みを強めているが、雇用創出には新産業の育成など課題は多く、国の政策が問われている。
自民前職の長勢候補は、構造改革を推進することが日本経済の立て直しを進めることになるとした上で、再就職支援策などの強化を訴える。宮腰候補は企業に対する規制緩和が必要とみる一方、環境分野での規制強化による新たな需要の創出、少子高齢社会に即した福祉分野での新産業育成も必要とみる。綿貫候補は「広い意味での公共事業拡充策」が必要と主張する。
民主党の村井、西尾両候補は、党のマニフェスト(政権公約)に掲げる高速道路の無料化などを例に挙げて、流通、運輸など関係業界のコストダウンを図ることで企業側の競争力をつけた上で雇用拡大を図らねばならないとみる。企業活動を制約する事業規制の原則撤廃や、ローン利子控除制度の創設など生活重視型経済への転換も必要としている。
共産党の山田、古沢、坂本各候補はともに「サービス残業、長時間労働をなくして雇用を増やすべきだ」と主張する。特に福祉や教育分野での人手不足が著しいとして、新たな採用による雇用増や政府と大企業の責任で若者の雇用を増やすことや「乱暴なリストラをおさえ、雇用を守る」と訴えている。
社民党の辰尾、窪田両候補も、福祉や環境分野などでの雇用創出を訴えるほか、三カ年で六千億円と試算する雇用創出効果を緊急地域雇用創出特別交付金事業の拡充で実現するとしている。「労働者本位のワークシェアリングによる雇用の創出、確保も必要だ」(辰尾候補)としている。
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2003/11/02
【富山新聞】
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衆院選、対決・マニフェスト(3)男女共同参画社会、仕事と子育て両立へ支援
共働き世帯の比率が高い富山県内では、各候補が男女共同参画社会の実現を重要課題に位置付けている。一九九九(平成十一)年に男女共同参画社会基本法が成立し、県や市町村でも取り組みは進んでいるが、働く女性に対する支援や施策はまだ不十分との見方が強い。
自民党前職の長勢甚遠、宮腰光寛、綿貫民輔の各候補は、女性が仕事と子育てを両立できる環境整備や支援策が必要と訴える。家庭内や夫婦間の暴力事件であるドメスティックバイオレンス(DV)が社会問題になってる中で長勢候補は「女性に対する暴力の根絶」も必要としており、宮腰候補は社会保障制度の面から「男性中心の年金制度を改め、女性の受給資格をきちんとしなければならない」と指摘する。
民主党新人の村井宗明候補は、共働き世帯の比率が高い県内の事情を基に「福祉ビジネス・ボランティアによる老人介護支援を推進し、駅前託児所の創設などが必要」と訴える。西尾政英候補は「男女共同参画社会の実現は、社会のあり方を決定する最重要課題の一つ」としてDV防止法の改正を強調する。
共産党新人の山田哲男、坂本洋史両候補は「女性は全就業者の四割を超え、生産と営業の重要な担い手」と指摘し、パート・派遣労働の待遇改善などを訴える。古沢利之候補は、子育て世代には男女ともに単身赴任や残業の制限や授業参観などのための「子供休暇」を提案し、育児・介護休業制度の充実も力説する。
社民党新人の辰尾哲雄候補は、男女共同参画社会の実現には「現行法や社会保障制度等を点検、改正していくことが課題」として、労働面での同一労働同一賃金原則の実現などを訴える。窪田正人候補も「男性をモデルとした諸制度は行き詰まっている」とみて、雇用分野での男女平等の実現が課題としている。
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2003/11/02
【富山新聞】
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社会福祉センターの大浴場を改修、黒部市でセレモニー
黒部市社会福祉協議会は一日、九月から改修していた同市金屋の黒部市社会福祉センター大浴場のリニューアルオープニングセレモニーを行った。
長谷川弘会長、荻野幸和市長らが「名水くろべの湯」ののれんをかけ、長谷川会長、荻野市長、能村常穂市議会議長、宮腰光寛前代議士らがテープカットし、新浴場を披露した。長谷川会長が「名水くろべの湯」を命名した同市山田の沢田みどりさんらに感謝状を贈った。荻野市長らが祝辞を述べた。
浴槽は男女とも三カ所、円形の圧浴湯、薬湯を楽しめる。窓越しに庭や黒部川を描いた壁画を眺めながら入浴できる。
二、三日は無料開放され、四日から通常営業となる。
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2003/11/03
【北日本新聞】
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3選挙区とも自民リード、本社世論調査
9日の衆院選投票を前に、北日本新聞社は10月31、11月一の両日、世論調査を行い、県内有権者の投票行動を探るとともに、取材で得た情報を加えて総合的に情勢を分析した。3小選挙区とも自民前職が優位に立ち、野党新人が追う形となっている。
富山1区は長勢甚遠候補(自民前)が自民、公明の支持を得てリード。村井宗明候補(民主新)、山田哲男候補(共産新)が追う。2区は宮腰光寛候補(自民前)が全域で支持を広げ、西尾政英(民主新)、辰尾哲雄(社民新)、古沢利之(共産新)の3候補が続く。3区は綿貫民輔候補(自民前)が高い集票力を見せ、窪田正人(社民新)、坂本洋史(共産新)両候補は水をあけられている。
一方、調査時点で「まだ決めていない」「分からない」が37.6パーセント残り、今後の動向がポイントになる。
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2003/11/03
【富山新聞】
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国際観光都市へ飛躍誓う、立山町制50周年式典、特別功労の8氏表彰
立山町の町制五十周年記念式典は二日、同町民会館大ホールで国内外の姉妹都市や友好町村関係者ら約六百人が出席して開かれ、立山連峰を核とした国際観光都市として飛躍する決意を新たにした。
記念ビデオ「五十年、そして未来へ」が紹介された後、大辻進町長が「先人の英知と労苦で産業、経済、文化の調和のとれた町として発展してきた。五十年を契機に立山の可能性を地球環境、国際化の見地から再発見したい」と式辞し、高嶋清光町議会議長があいさつ、冨樫清二前町長ら八氏が特別表彰された。
大永尚武副知事、四方正治県議会副議長、宮腰光寛内閣府政務官、魚津龍一県町村会長(朝日町長)、姉妹都市・愛知県犬山市の石田芳弘市長が祝辞を述べた。続いて、一日にヴィルダースヴィル村(スイス)と友好親書を交歓したことにちなみアドルフ・オギ元スイス連邦大統領のメッセージが朗読され、高平公嗣県議の音頭で万歳を三唱した。
特別記念講演でスイス連邦外務省プレゼンス・スイス局長のヨハネス・マティアッシー大使が「スイス連邦における観光と環境保護」と題して話した。
同町は一九五四(昭和二十九)年一月、雄山町と利田、上段、東谷、釜ケ渕、立山の一町五村が合併して発足、同年七月に新川村が編入した。
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2003/11/04
【富山新聞】
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「与党の代表」支持訴え、衆院選富山2区・宮腰候補、総決起大会に1千人
衆院選富山2区に立候補している自民前職の宮腰光寛候補の総決起大会は三日、黒部市国際文化センター・コラーレで開かれ、約一千人(主催者発表)の支持者が勝利に向けて結束を誓った。
竹内弘則選対本部長、野上浩太郎参院議員、元尾文子自民党第2選挙区支部女性部長、野沢幸昭魚津市議会議長があいさつし、宮腰候補が農林水産政務官としてかかわった諌早湾干拓事業の地元から訪れた田中克史長崎県森山町長、市川一朗農水副大臣が激励した。
宮腰候補は年金などの社会保障体制の整備が重要になるとし、民主党が政権公約で掲げる高速道路の無料化を「地方の道路整備が止まってしまう。無責任だ」と批判した。その上で「この選挙区では公明党の支援を受け、与党の代表として出馬している。日本の大事な時に絶対負けるわけにはいかない」と、支持の拡大を訴えた。
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2003/11/04
【富山新聞】
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衆院選、対決・マニフェスト(4)中小企業対策、起業支援、金融対策を強化、規制緩和や予算の拡大、貸し渋り防止策も徹底
景気回復が待たれる中で、有権者の間には中小企業対策の強化や新産業育成に対する支援を求める声は強い。薬、銅器、アルミなど全国に誇りうる地場産業を擁する富山県では、伝統と集積された技術を新産業の育成につなげる必要も指摘されており、各候補からは技術開発支援、金融対策の充実を含めて多様な主張が展開されている。
自民党前職の長勢甚遠、宮腰光寛両候補は、企業の再生に向けて規制緩和などを総合的に進めることが必要とみる。長勢候補は個人演説会などで「くすりの富山を復活させる方法も考えてみたい」とも訴えている。新産業の育成では、綿貫民輔候補が「日進月歩の技術思想への適応と、それに伴う技能・技術の改良のためにも支援することが重要だ」と指摘し、新しい金融システムの構築も必要とみる。
民主党新人の村井宗明候補は、中小企業対策として貸し渋り、貸しはがしを解消する手立てが必要とした上で新産業育成では「富山型ビジネスモデル」実現への新技術育成に力を注ぐとしている。西尾政英候補は、地場産業と地域の商店街活性化のため、関係予算を現在の七倍に増やさねばならないと訴える。
共産党新人の山田哲男候補は、対策を強化するための総合的中小企業支援センターの創設を提案。古沢利之候補は「金融政策を中小企業優先に切り替えることが必要だ」とし、坂本洋史候補は、大型店の出店や撤退に規制を加えることや、親企業と下請け企業との対等平等な関係構築、技術開発への支援強化を訴える。
社民党新人の辰尾哲雄候補は、ベンチャー企業支援や地場産業の育成へ「地域再投資法」の制定が必要とし、金融機関の貸し渋り、貸しはがし対策の徹底も訴える。窪田正人候補は「人と地域を元気にするため、中小企業を中心とした経済活性化計画が必要」とし、政府系金融機関の活用策などにも目を向ける。
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2003/11/04
【北日本新聞】
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地元で支援拡大訴え、黒部で宮腰候補が総決起大会
衆院選富山2区に立候補している自民前職の宮腰光寛候補の総決起大会は3日、地元黒部市のコラーレで開かれた。
竹内弘則選対本部長と野上浩太郎参院議員が「残り5日間で票が大きく動く。最後まで頑張り抜こう」とあいさつ。
宮城県選出参院議員の市川一朗農林水産副大臣と、宮腰候補が諫早湾干拓事業問題に取り組んだ縁で長崎県森山町の田中克史町長が来県し、支援を呼び掛けた。
宮腰候補は「厳しい戦いだが、日本の大事な時に負けるわけにはいかない。国のため、地域のためにしっかり働き恩返ししたい」と決意を述べた。必勝を期し全員でガンバローを三唱した。
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2003/11/05
【北日本新聞】
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衆院選、対決・マニフェスト(5)少子化対策、出産しやすい環境整備、郵政民営化、地方切り捨てに懸念強く
●〔少子化対策〕 奨励金上積みへ、労働条件を改善 人口減の利点も考察
少子化は国や地域にとって活力のバロメーターである人口減につながるものとして深刻な問題となっている。富山県内でも出生数は一九七二(昭和四十七)年の約一万九千人をピークに昨年は九千八百五十四人まで減少し、県も十月からは不妊治療費の助成制度をスタートさせた。国も来年度から同様な助成策を取る方針だが、働く女性が出産しやすい環境整備の必要性を指摘する声は多い。
自民党前職の長勢甚遠候補は「深刻な問題であることを国民が認識することが必要」として、産み育てやすい環境整備の推進が必要としている。宮腰光寛候補も、働く女性が出産、育児後に職場復帰する仕組みの充実などが必要と指摘する。綿貫民輔候補は、高額な育児手当や結婚・出産奨励金を支給して対策を講じる考えの一方で「人口減のメリットも考えてみる必要がある」とみる。
民主党新人の村井宗明候補は「共働きでも、安心して子どもを預けられるように、仕事先の育児託児所を増設する」と主張。西尾政英候補は「子どもが小学入学までの間、育児介護休業制度を取得できるようにすることが必要だ」として、出産や育児のための環境整備を訴える。
共産党新人の山田哲男、坂本洋史両候補は「長時間労働をなくして、家庭生活と両立できる労働条件」や、育児に男性も加わる観点から男女の性差別解消などを求めている。古沢利之候補も労働環境を変えていくことが必要として、男女とも変則勤務や単身赴任、残業を制限し、授業参観などのための「子ども休暇」の創設も提案する。
社民党新人の辰尾哲雄候補は、県の不妊治療費助成制度拡充や民法改正など結婚への条件を整えることが重要だと指摘。窪田正人候補は「子どもが欲しくても、作れない社会環境を変える」として、育児、介護休業の取得や男女の賃金格差是正などを進めるとしている。
●〔郵政民営化〕 改革容認派も「時期尚早」
小泉純一郎首相が掲げる郵政民営化には、自民党を含めて全国に張り巡らされた郵便局網が採算重視で崩れることによる懸念から反対や疑問の声が上がっている。改革容認派の自民候補からも、さらに国民的な議論を求める意見が示された。
自民党の長勢、綿貫両候補は改革の流れや競争原理の導入にある程度、理解を示しながらも「民営化後の姿が明確でなく、さらに国民的な議論が必要」(長勢候補)、「このまま民営化の工程に乗せるには時期尚早」(綿貫候補)と慎重だ。一方、宮腰候補は民営化で採算や効率が重視されては、過疎地の郵便局が廃止され、住民生活が不便になるとして、はっきり「反対」と主張する。
民主党の村井候補は、小泉内閣の郵政改革では「都市部だけにサービスが偏る」として疑問を呈している。西尾候補も「国民生活の向上、地域経済活性化の郵政改革を進める」として、全国どこでも一律料金で配達する「ユニバーサルサービス」を前提とした民間企業の参入推進を挙げた。
共産党の山田、古沢、坂本三候補はそろって「国民の願いとはかけ離れている」として反対している。金融機関のない地域での郵便局廃止に懸念を強め「預貯金の出し入れ、年金の支払いなど国民生活に不可欠な仕組みが破壊される恐れがある」(山田候補)と訴える。郵貯・簡保の資金についても「もっと国民生活向けに活用する」(坂本候補)としている。
社民党の辰尾候補は「銀行と保険会社に大きな資金を流入させるだけだ」、窪田候補も「民営化されれば効率と採算が最優先され、収益の出ない郵便局は廃止される」と、地方の切り捨てにつながるとみて反対している。公共性維持のために、情報開示と経営改善も求めている。
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2003/11/07
【北日本新聞】
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無党派層浸透に懸命、各陣営スパート
衆院選は投票日まで残り3日を切った。県内小選挙区の各陣営は、有権者の30パーセント以上を占める(北日本新聞社世論調査)無党派層の取り込みが勝利のカギを握るとみる。より多くの県民と触れ合うことが無党派層対策につながるとして、繁華街での握手作戦や自転車による街宣などを繰り広げてはいるが、効果的な手立てを見い出せていないのが実情だ。
自民党は、野党候補の比例代表での復活当選阻止も念頭に、無党派層への浸透に力を注ぐ。1区の長勢甚遠候補の陣営は、都市部特有の「1区現象」を警戒。有権者とじかに触れ合うことで支持を広げようと、街頭演説の回数を前回衆院選の倍となる1日30回以上に増やした。無党派層は20−30代に多いとみて、若者の雇用創出を重点的に訴える。
今月1日からの3連休には、市内の繁華街やショッピングセンターで握手作戦を展開した。五本幸正選対事務長は「無党派の支持を得るのは雲をつかむようなもの。多くの人に直接声をかけるなど、地道な努力を続けるしかない」と言う。2区の宮腰光寛候補、3区の綿貫民輔候補の両陣営も「妙手はない」として、電話で呼び掛ける「一声運動」の徹底で支持拡大を図る。
民主党は、1区の村井宗明候補の陣営がNPO(民間非営利団体)やボランティアグループなどの応援を得て、従来の労組主導型の選挙とは異なる戦術を展開してきた。3連休には、繁華街で候補自らが自転車に乗って街宣。若者や家族連れらに支持を呼び掛けた。
5日の総決起大会では「富山で1区現象を巻き起こし、逆転勝利を果たそう」との声が相次いだ。2区の西尾政英候補の陣営も無党派層への浸透を重視。坂野裕一党県連幹事長は「無党派層の投票行動は民主候補に有利に働く」とみており、残りの期間中は投票率アップにも力を注ぐ。
社民党は「他の政党、候補との差別化を図ることがが無党派層の支持拡大につながる」(横山正人県連代表)とし、年金や福祉、憲法擁護などの政策のほか、二大政党に対する第三極としての存在意義を訴えていく。
2区の辰尾哲雄候補、、3区の窪田正人候補の両陣営とも、きめ細かい街宣活動を展開すると同時に、選挙区内の同党地方議員のつてをたぐりながら無党派層への浸透を図っている。
共産党は、政策を訴え抜くことが支持拡大につながるとみて、これまでに消費税増税反対などの政策ビラを全県で配布。電話作戦と並行して支持を求めていく。
1区の山田哲男候補、2区の古沢利之候補、3区の坂本洋史候補の3陣営とも残り2日間は、街頭演説をこれまでの1.5倍から2倍となる20回以上を予定しており、有権者との接点を増やす。
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2003/11/08
【北日本新聞】
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10候補、票上積みに全力、衆院選、あす投開票、富山県内3小選挙区
富山県内三小選挙区では、1区で自民党前職の長勢甚遠、共産党新人の山田哲男、民主党新人の村井宗明=届け出順=の三候補、2区で共産党新人の古沢利之、社民党新人の辰尾哲雄、民主党新人の西尾政英、自民党前職の宮腰光寛の四候補、3区で自民党前職の綿貫民輔、社民党新人の窪田正人、共産党新人の坂本洋史の三候補が有権者の審判を受ける。
各選挙区では自民党前職候補が公明、保守新両党の推薦も受けて、組織力を生かした戦いを進めており、序盤から優位を保っている。これに対して民主、社民両党は1、3区で候補擁立を分け合う「すみ分け」を実現させたことで各新人候補陣営が票の上積みを進めているが、2区でそれぞれ候補を擁立したことがネックとなって、選挙協力の実効性には依然、課題も残っている。共産党新人候補は、野党としての独自色を前面に浸透を図っている。
十候補は八日、各支持層に加えて無党派層の取り込みをかけて最後の舌戦を展開する。
●比例は単独と重複に8候補
十一議席を争う比例代表北陸信越ブロックでは、富山県三小選挙区候補のうち、綿貫候補と共産党三候補を除く六候補が重複立候補している。さらに比例単独で自民党前職の萩山教嚴、橘康太郎両候補が立候補している。
県内の投票所は前回衆院選より五カ所増の四百五十カ所。投票は九日午前七時から一斉に始まり、午後八時で締め切られる。平、上平、八尾町、魚津市など十二市町村の計三十一投票所では、投票時間が一―四時間繰り上げられる。
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2003/11/08
【富山新聞】
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2003総選挙・攻防、得票増のカギは浮動票、富山県内3選挙区終盤情勢、投票率にも視線
九日投開票の衆院選は、舌戦も八日の最終日を残すだけとなり、富山県内三小選挙区の各候補陣営は最終的な票読みを行いながら、最後の最後まで、あと一票上積みに汗を振り絞ろうとしている。各陣営の手応えや分析を基に、各選挙区の終盤情勢を探った。
■〔2区〕
●宮腰陣営、集会重ね支持広げる 西尾陣営、「補選時の票獲得へ」
自民党前職の宮腰光寛候補が強固な支持基盤に支えられ、有利な戦いを進めている。前回選後、出身地の黒部市以外にも小学校下単位で発足させた後援会組織を生かし、前回の十万五千票以上を目標に置く。ミニ集会も前回の倍に当たる約八十回を重ねた。陣営では序盤から楽観ムードの引き締めに躍起になっており「候補の当落より、比例でどれだけ自民票を獲得できるかだ」との声も漏れる。
一九九八(平成十)年の補選で宮腰候補に約一万四千票差まで迫った民主党新人の西尾政英候補は、魚津市を地元とする谷林正昭、上婦負地域に支持基盤を持つ広野允士両参院議員を中心に浸透を図る。社民との分裂選挙の影響から、労組の動きが鈍いとの指摘もあり、陣営では「苦戦しているが、補選時の票に迫りたい」とする。
社民党新人の辰尾哲雄候補は、全戸へのビラ配布、公示後の個人演説会で支持拡大を図っているが、出遅れを取り戻すまでに至っていない。
共産党新人の古沢利之候補は民主、社民との政策的な違いを訴える。
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2003/11/08
【富山新聞】
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衆院選・比例北陸信越ブロック情勢、民主党、17人が横並び1位、新潟、長野県で善戦、復活の競争率下がる? 富山県内2候補陣営、票の上積み徹底
衆院選では富山県内三小選挙区での戦いと連動する比例代表北陸信越ブロックの行方にも各党候補陣営が注目している。とりわけ、小選挙区の全候補を比例名簿一位に並べた民主は、新潟や長野県の小選挙区で自民と競り合い、結果次第では比例復活枠が広がるためだ。県内の民主勢は小選挙区の当選を掲げるものの、低投票率の場合に備えて惜敗率も考慮に入れ、「とにかく票の上積みを図る」(陣営幹部)と引き締めを徹底している。
政権交代の実現を訴える民主は今回、「比例票の掘り起こしには小選挙区で戦うことが最も効率的」(岡田克也幹事長)として、北陸信越ブロックの比例代表名簿では優遇を一切排し、比例復活は惜敗率勝負とした。
二〇〇〇(平成十二)年六月の前回選では、民主党から立候補した富山1区の原田貢彰、同2区の高岸由英、同3区の野畑圭造の三氏がそろって三位に登載された。比例復活枠は三人で、惜敗率が低かったことから、いずれも復活当選を果たせなかった。
しかし、民主党は自由党との合併で、保守王国といわれる富山県内でも、1、2区を中心に支持勢力を拡大した。今回の衆院選では、1区で社民との「すみ分け」で民主の村井宗明候補を擁立し、民主県連では総力戦で挑んでいる。3区での候補擁立は断念したものの、2区でも九八年の衆院補選に続いて西尾政英候補を擁立し、民主、旧自由の支持層取り込みに力を入れ、個人票と合わせて比例票の上積みを進めている。
富山県内の民主候補陣営では「低投票率では不利になるが、他県の小選挙区で自民に勝つ党候補が増えれば惜敗率の競争相手が少なくなり、比例で復活する可能性が大きくなる」とみる。ただ、他県の党候補が接戦で敗れた場合には、惜敗率の高さが復活当選の条件になり、小選挙区での一票が重みを増すことになる。
一方、九日の投票日を目前に長野、新潟で目立つ民主勢の健闘は、他県候補の生き残りにも影響してくる。長野では3区の羽田孜候補(党最高顧問)が強さを発揮し、2区の新人候補は自民前職と大接戦を演じている。田中康夫長野県知事が民主候補の応援に動き、勢いが増したとされる。
新潟も同様で、1区で新人候補が自民前職候補と激しいつばぜり合いを演じ、4区は新人候補に、自民前職候補が苦戦する展開になっている。6区も前職候補が自民新人候補をリードしているとみられ、「6選挙区のうち、半分で民主が勝ち抜く可能性がある」(民主関係者)状況だ。
民主党富山県連では「石川の情勢にも関心があるが、比例当選に期待をかけて気を抜くわけにはいかない。最後の最後まで一票をお願いし、小選挙区で逆転する」と強調しながら、他県の情勢にも目を凝らしている。
●自民党は単独の2氏が1、2位
自民は萩山教嚴、橘康太郎両候補が単独比例で立候補しているほか、1区の長勢甚遠候補と2区の宮腰光寛両候補がともに名簿四位で並び、3区の綿貫民輔候補は登載なしとなっている。
公明は小選挙区では候補を擁立せず、自民候補を推薦しており、比例でブロック内の一議席確保を目指す。
共産は1区の山田哲男、2区の古沢利之、3区の坂本洋史各候補とも比例名簿に重複はない。
社民は2区の辰尾哲雄、3区の窪田正人両候補がともに一位に登載され、一議席の確保を狙っている。
●自民5議席、民主は4議席 日本世論調査から予測 公明、共産は各1議席
比例代表北陸信越ブロックの定数は十一。富山・北國新聞社が加盟する日本世論調査会が先月三十一日と一日に、北信越五県の有権者計二万四千三百人を対象に実施した電話世論調査では、党派別の得票率の推計結果が自民39・7%、民主32・0%、公明13・2%、共産8・0%、社民7・0%となった。これで各党獲得議席を推定すると、自民五、民主四、公明、共産が各一となり、前回一議席を得た社民が議席を失うとする予測が出ている。
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2003/11/08
【北日本新聞】
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衆院選あす投開票「政権選択」を問う
小泉政権の信を問う第43回衆院選は9日、投開票される。今世紀最初の総選挙で、県内では3つの小選挙区に10人、比例代表北陸信越ブロック単独に2人の計12人が立候補。「政権選択」を最大の争点に選挙戦を繰り広げている。
富山1区に立候補しているのは、届け出順に長勢甚遠(自民・前)、山田哲男(共産・新)、村井宗明(民主・新)の3氏。2区が古沢利之(共産・新)、辰尾哲雄(社民・新)、西尾政英(民主・新)、宮腰光寛(自民・前)の4氏。3区は綿貫民輔(自民・前)、窪田正人(社民・新)、坂本洋史(共産・新)の3氏。
比例代表北陸信越ブロックには、比例単独で自民党の名簿1位の萩山教厳(前)、2位の橘康太郎(前)の両氏、重複には、自民の綿貫氏と共産の3氏を除く小選挙区の候補者6氏が立候補している。
小選挙区はいずれも、自民前職に野党新人が挑む構図。強固な組織力を誇る自民に対し、民主、社民は1、3区で候補を「すみ分け」し対抗している。小選挙区の勝敗だけでなく、比例代表での復活当選の可否も焦点となっている。
各陣営は運動最終日の8日、朝から選挙区内を駆け回り、街宣や個人演説会などで最後の訴えを行う。
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2003/11/09
【富山新聞】
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政権選択、きょう投票、衆院選、「自公保」か「民中心」か、あす未明大勢判明
第四十三回衆院選挙は九日投票、即日開票される。十日未明に大勢が判明、小選挙区三百と比例代表百八十(全国十一ブロック)の計四百八十議席が十日午前三時すぎに確定する。自民、公明、保守新の三党連立政権の継続か、民主党中心の新たな政権に道が開かれるのか。「政権選択」を最大の争点に、景気対策や社会保障政策などマニフェスト(政権公約)を掲げた各党に有権者の審判が下る。
衆院選は前回から約三年四カ月ぶり。小選挙区に千二十六人、重複立候補を除く比例代表単独百三十三人の計千百五十九人が立候補。一九九六年の小選挙区比例代表並立制導入後三回の衆院選で最少候補者数による激戦となった。投票は一部地域を除き九日午前七時から午後八時まで全国約五万三千四百カ所の投票所で行われ、開票は最も早い地域で午後八時から順次スタートする。
投票率は前々回の九六年が過去最低の59・65%。前回も62・49%と低投票率が続いているが、共同通信の世論調査によると前回よりも関心度が高く、上昇が予想される。
各党党首は八日、それぞれ重点区を中心に全国で最後の訴えをした。小泉純一郎首相(自民党総裁)は栃木県小山市から埼玉、東京へと移動し、自民候補のほか公明候補の応援演説を行い、「安定勢力で改革を進めたい」と、三党連立政権への支持を呼び掛けた。
一方、菅直人民主党代表は東京都内に集中して街頭演説し「政権交代を実現し、日本に本当の民主主義をつくってほしい」と訴えた。
最高裁の裁判官九人の国民投票も実施される。
●富山県内3選挙区、午後11時ごろにも
富山県内三小選挙区では、届け出順で1区に自民党前職の長勢甚遠(60)、共産党新人の山田哲男(56)、民主党新人の村井宗明(30)の三候補、2区に共産党新人の古沢利之(49)、社民党新人の辰尾哲雄(54)、民主党新人の西尾政英(42)、自民党前職の宮腰光寛(52)の四候補、3区で自民党前職の綿貫民輔(76)、社民党新人の窪田正人(56)、共産党新人の坂本洋史(33)の三候補が立候補し、舌戦を展開した。
各選挙区とも自民党前職が公明、保守新党の推薦を受けて序盤から優位に戦いを進めてきたが、民主、社民両党が候補擁立を分け合う「すみ分け」を実現させた1区では、村井候補が中盤以降、支持を拡大させており、三選挙区の中では唯一、予断を許さない情勢ともなっている。
投票は午前七時から一斉に行われ、投票時刻が繰り上げられる十二市町村の三十一投票所を除き、午後八時で締め切られる。小選挙区の当落の大勢判明は2、3区では午後十―十時半、1区では午後十一時過ぎになる見通しである。
十一議席を争う北陸信越ブロックでは、政党届け出順に、社民党の重複一位に辰尾、窪田の両候補、自民党の重複四位に長勢、宮腰の両候補、民主党の重複一位に村井、西尾の両候補が名簿登載されている。さらに純粋比例候補では、自民党の比例名簿単独一位に前職の萩山教嚴候補(71)、二位に同じく前職の橘康太郎候補(69)が立候補している。比例代表では、同ブロック内で一議席維持が厳しい情勢となっている社民党が県内でどこまで票を伸ばせるかにも関心が集まっている。県内の比例代表の開票は十日午前一時半過ぎに終了する見込みで、全議席確定は同三時過ぎの見通しである。
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2003/11/09
【富山新聞】
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とやま・衆院選2003、絶叫「最後のお願い」10候補、死力のゴール、「気を抜くな」とゲキ
■〔2区〕
●古沢利之候補(共新) 比例の議席必ず確保
古沢利之候補は地元の滑川市東部と大票田の魚津市全域を重点的に街頭宣伝し、約四十カ所で五分程度の街頭演説を繰り返した。
午後から回った魚津市内では「自民と民主は憲法を改悪しようとしている。比例の共産一議席を必ず確保せねばならない」と地域住民に支持を訴えた。夜も個人演説会を開かず、最後まで滑川市内で街宣をこなして午後八時前に事務所前に到着し、支持者とともに運動を締めくくった。
●辰尾哲雄候補(社新) 主張の浸透に手応え
辰尾哲雄候補は午前中は各地を選挙カーで回り、午後は地元である滑川市内を運動員とともに三時間かけて徒歩で支持を求めた。
玄関口から出てくる住民を見かけると、小走りで近寄って強く手を握り「地元の辰尾です。最後のお願いにきました」と声を張り上げた。夜は二カ所で個人演説会に臨み、訴えてきた護憲、雇用の確保、農業の再生に声を振り絞り「主張は浸透してきた」と、手応えをのぞかせた。
●西尾政英候補(民新) 元気な地域づくりを
西尾政英候補は選挙区内の東部から西部まで、ほぼくまなく街宣し、各地の商店街を歩いて握手を求めた。
婦中町のショッピングセンターでは、親子連れの買い物客に向かって、「思い切った規制改革でしがらみを一掃し、元気な地域づくりを進める」と力説した。
夜は自宅近くの入善町舟見体育館など二カ所で個人演説会に臨み、集まった地域住民とともにガンバロー三唱で必勝を誓った。
●宮腰光寛候補(自前) 連立政権の継続強調
宮腰光寛候補は2区内の全市町村を選挙カーで巡り、支持を訴えた。
滑川市の電鉄中滑川駅前での街頭演説では、車を飛び降りると小走りで有権者に近づき、固く握手を交わし、「無責任な野党に政権を引き渡してはいけない」と、連立政権の継続を強調。その上で「明日は大輪の花を咲かさせて下さい」と頭を下げた。個人演説会を終え、黒部市田家新の選挙事務所前に戻った同候補は大きな拍手を受け、支持者と勝利を誓った。
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2003/11/09
【富山新聞】
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とやま・衆院選2003、絶叫「最後のお願い」10候補、死力のゴール「気を抜くな」とゲキ
政権選択を焦点とした衆院選は八日、最後の舌戦が展開された。自民党と民主党が候補を擁立する富山1、2区では「政権は実績のあるわが党が維持する」「政権交代が日本の生き延びる道だ」と、各候補から激しい応酬が続いた。社民党、共産党候補も独自性を訴えた。夜は各選挙事務所に参謀らが続々と集結、「投票締め切りまで気を抜くな」とゲキが飛び、情勢分析に追われた。
●〔2区〕
自民、民主、社民、共産の県内主要政党がすべて候補を擁立した富山2区では、各候補の選挙カーから絶叫調のお願いの声が終日鳴り響いた。
自民前職の宮腰光寛候補と民主新人の西尾政英候補は十五市町村を駆け巡り、支持者の前でマイクを握った。一方、社民新人の辰尾哲雄候補は出身地の滑川市への取り組みに時間を割き、共産新人の古沢利之候補は大票田の魚津市に選挙カーを進めた。各事務所では、運動員が電話作戦を進め、票の上積みに時間を惜しんだ。
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2003/11/09
【北日本新聞】
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衆院選きょう投票、県内、午後11時ごろ大勢判明
9日投開票される第43回衆院選は、県内3つの小選挙区に10人、比例代表北陸信越ブロック単独に2人の計12人が立候補。小選挙区は9日午後11時ごろまでに大勢が判明し、比例代表北陸信越ブロックは10日午前3時ごろまでに全11議席が確定する見込み。比例代表を合わせ、これまで通り全衆院議員を自民が独占するか、比例での復活も含め他党の議員が誕生するか、有権者の判断が注目される。
県内小選挙区の候補者は届け出順に、富山1区が長勢甚遠(自民・前)、山田哲男(共産・新)、村井宗明(民主・新)の3氏。2区は古沢利之(共産・新)、辰尾哲雄(社民・新)、西尾政英(民主・新)、宮腰光寛(自民・前)の4氏。3区は綿貫民輔(自民・前)、窪田正人(社民・新)、坂本洋史(共産・新)の3氏。
比例代表北陸信越ブロックは政党届け出順に、社民の重複1位に辰尾、窪田両氏、自民の単独1位に萩山教厳氏(前)、同2位に橘康太郎氏(前)、重複4位に長勢、宮腰両氏、民主の重複1位に村井、西尾両氏が立候補している。
県内の全小選挙区は、連立与党の公明、保守新両党が自民候補を推薦。3選挙区とも自民前職が組織力を生かし、優位に戦いを進めてきた。比例代表では萩山、橘両氏の当選が確実な情勢。民主、社民は1、3区で候補を「すみ分け」して自民に対抗、小選挙区の勝敗だけでなく、比例代表で復活当選するかにも注目が集まる。
各陣営は運動最終日の8日午後8時ぎりぎりまで街宣するなど、最後の支持を訴えた。
投票は9日午前7時から県内450カ所の投票所で一斉に始まる。投票時間を1−4時間繰り上げた利賀、上平村、滑川市など12市町村の計31投票所を除き、午後8時に締め切られる。
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2003/11/10
【富山新聞】
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富山1区、長勢氏圧勝、衆院選2区・宮腰、3区・綿貫氏、投票率、最低59%
富山県の三小選挙区は1区で長勢甚遠氏(自前)が、村井宗明氏(民新)を振り切り、五度目の当選を果たした。2区では宮腰光寛氏(自前)が大差で三選を飾り、3区では綿貫民輔氏(自前)が他候補を寄せ付けず十二度目の当選を果たした。十一議席を争う比例代表北陸信越ブロックの県関係では九日午前一時現在、萩山教嚴(自前)、橘康太郎(自前)両氏と1区で敗れた村井宗明氏(民新)の当選が確実となっている。小選挙区の投票率は県全体で59・24%、戦後最低となった一九九六(平成八)年の前々回選の62・98%を下回った。
三小選挙区ではいずれも公明、保守新両党の推薦も受けた自民党候補に野党候補が挑む構図の下、衆院選では県内で初めて民主、社民両党が候補擁立を分け合う「すみ分け」が1、3区で実現した。
県都富山市を選挙区とする1区では、長勢氏が民主・社民両党の選挙協力に危機感を持ち、県議と市議で固めた組織を中心にきめ細かく支持を広げ、終始、優勢な戦いを進めた。村井氏は連合富山を支持母体に、旧自由党の広野允士氏=現民主党参院議員=が前回選で獲得した約四万票と社民党支持勢力の取り込みを進め、五万一千票以上を獲得した。山田哲男氏(共新)は、前回選での同党候補の得票を下回った。
2区は宮腰氏が選挙区内の十五市町村に張り巡らせた後援会組織と県議、市町村議の集票力で西尾政英氏(民新)、辰尾哲雄氏(社新)、古沢利之氏(共新)を退けた。
3区は綿貫氏が盤石の態勢で、窪田正人氏(社新)、坂本洋史氏(共新)を引き離した。
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2003/11/10
【富山新聞】
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解説〔衆院選で民主新人の村井氏が復活当選〕県都では都市型選挙に
全国的には「政権選択」が焦点となった衆院選だが、富山県では自民党の組織力と底力を示す結果となった。半面、県都決戦として注目された富山1区で、長勢氏を相手に善戦した民主党新人の村井氏が復活当選を確実にしたことは、富山市の都市型選挙色を一層強めることになりそうだ。
1区では長勢氏も前回選から約一万票を上乗せし、都市型選挙が進む富山市での支持基盤を固めた。その中で村井氏は若さを前面に、旧自由党勢力の支持も手堅くまとめ、すみ分けをした社民党の支持も取り込んだと言える。
2、3区では自民党の宮腰氏と綿貫氏が圧勝し、保守地盤の厚さを見せつけた。ただ、富山市で村井氏の復活当選を許したことは、県内自民党勢力にとって、先の参院選比例代表での社民、旧自由両党候補の当選に続いて「大きな失点」(自民党県連幹部)と受け止められている。
共産党は各選挙区で党の主張とともに民主、社民両党批判も強め、独自の野党色を前面に出したが伸び悩んだ。
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2003/11/10
【富山新聞】
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〔衆院選・記者座談会〕自民党、危機感バネに、民主党、社民党「すみ分け」不十分
富山県内の3小選挙区は前回に続いて全議席を自民党が占め、揺るぎない自民王国をあらためて見せつける格好となった。3区は綿貫民輔氏が万全の当選を果たし、政権選択が問われ、自民党と民主党の対決となった1、2区も自民党の長勢甚遠、宮腰光寛両氏が強さを見せた。選挙戦を担当記者が振り返った。
■〔2区〕
●宮腰氏、集会徹底が奏功 西尾氏、社民党との協力不調響く
A 宮腰氏は十万票を獲得した前回選同様、強かった。
B 地元の黒部市に加え、選挙区内すべての市町村で小学校下単位に後援会を組織した。選挙期間中も、こまめに数十人単位のミニ集会を重ねるなど、徹底して有権者の前に顔を見せたこともよかった。
C 強固な地盤に加え、宮腰氏自身が農水政務官に続いて、先月の内閣改造でも内閣府政務官に就き、中央で通用する政治家として実績を積んでいることも、有権者に高く評価されたのだと思う。ただ、陣営では当初から楽観ムードをいさめることに躍起になって、いかに投票率を上げるかが大きな課題になっていた。
A 民主の西尾氏は一九九八年(平成十)年の補選で獲得した五万二千票に届かなかった。原因はどこにあるのだろうか。
D 社民との選挙協力が不調に終わったことが第一にあるだろう。2区は県内で唯一、民主党と社民党がそれぞれ候補を擁立した。五年前は非自民反共産で統一戦線が出来上がったが、自民王国富山でばらばらに戦っては、比例復活さえおぼつかないのが現状だろう。
B 西尾氏は補選で健闘したにもかかわらず、前回衆院選では広島県で出馬した。ある自民党県議は「(西尾氏の出身地である)入善でさえ、しらけたムードが漂っている」と言っていた。さらに旧自由党の広野允士民主党参院議員が発掘した候補であり、従来の民主党支持者への浸透も今一歩だった。補選で協力した労組も動きは鈍かったようだ。
E 社民党は小選挙区制度の発足以来、初めて候補を擁立したが、候補者の知名度不足、出遅れは致命的だった。比例票の上積みを狙ってのことだが、どこまで連動したかも疑問だ。
B 選挙期間中の終盤に宮腰陣営の幹部が言っていた。「圧勝しなければならない意味は、次回からの選挙を考えてのことだ」。つまり、二度続けて約十万票を獲得するという状況を作り出すことによって、民主党など野党側が新たな有力候補を擁立する芽をつぶすことにもなるからだ。
E 共産党は元滑川市議の古沢氏が自民、民主の二大政党制阻止を訴えたが及ばなかった。
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2003/11/10
【富山新聞】
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衆院選の得票率、富山1区は民主党が善戦
九日投開票された衆院選で、県内小選挙区は自民前職の三氏が再び議席を独占した。富山1区の長勢甚遠氏は県議と市議による組織を中心に票を固め、民主新人の追い上げを振り切った。2区の宮腰光寛氏、3区の綿貫民輔氏は厚い保守地盤に支えられて圧勝した。全国的に民主党が躍進する中、あらためて「保守王国」の強さを際立たせた。
【2区】 宮腰氏は選挙区内の十五市町村全てで勝利した。民主、社民両党が分裂選挙となった影響で、次点の民主新人、西尾政英氏の得票は四万二千票にとどまった。社民新人の辰尾哲雄氏は出遅れをばん回できず、共産新人の古沢利之氏も伸び悩んだ。
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2003/11/10
【富山新聞】
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富山県内小選挙区、当選の3氏に聞く、2区、宮腰光寛氏(自民)規制緩和で景気回復、郵政民営化には反対
―今回の選挙戦を振り返って感じることは何か。
宮腰氏 野党三党がそろって候補を打ち立ててきたので、当初から前回より厳しい戦いになると覚悟していた。しかし、政策を掲げて戦うという小選挙区本来の理念にかなり近づいてきた選挙になった。
―株価の上昇など景気回復の兆しも見えるが、今後の取り組み方は。
宮腰氏 解散後に民間企業を多く回ってきた。ようやく経営者の顔も明るくなってきており、前進しているとの手応えを得た。しかし、これは民間の人が血のにじむような思いをしてきたからだ。政府が、さまざまな規制緩和などの実現を通して力強く後押ししていかなければならない。ただ、経済規制と違って安全規制は逆に強化しなければならない面もある。薬のコンビニでの販売などは健康の面からも反対していく。
―道路公団民営化、郵政民営化などが大きな焦点になる。
宮腰氏 道路公団の民営化は既に決まっている。後はどのように会社を分割するか、道路特定財源をどのように充てていくかの問題だ。ただ、郵政の民営化は反対している。道路公団とちがって、郵政には国の金は一円も使っていない。道路公団の民営化と性質が違う話だ。
―北陸新幹線の整備をどのように進めるのか。
宮腰氏 年内には整備計画の見直しが行われるだろう。先ごろ、瀬島龍三さんが北陸まで五、六年で可能と言われていたが、財源の確保が第一になる。公共事業の配分見直しを行わなければならない。
―内閣府政務官として北方領土問題にどのように取り組む。
宮腰氏 内閣府としては返還運動やビザなし交流など国内でのさまざまな活動を強化していきたい。今年三月に超党派の議員連盟が発足した。国の外交の基本方針を党の垣根を超えて、下支えしたい。
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2003/11/10
【富山新聞】
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県都決戦、自民党の長勢さん盤石、衆院選・富山1区「自分の役割果たす」「次は大臣」と支持者
万歳の声が選挙事務所に何度も響き渡った。九日投開票された衆院選の富山県三小選挙区では、いずれも自民党前職が厚い保守地盤に支えられて当選回数を重ねた。厳しいとも予想された県都決戦を制した長勢甚遠さんは、支持者から「次は大臣だ」の期待も高まる中で「郷土のため一生懸命に働かせてもらいます」と喜びをあらわに。2区で再び十万票を獲得した宮腰光寛さんも「この国のかたちを変えよう」と小泉内閣の一翼を担う決意を新たにした。
盤石の五選を果たした長勢さんの選挙事務所では、閣僚入りを望む支持者の期待が満ちあふれた。長勢さんはその期待に応えるように「地域のためにも国のためにも、私の役割を一生懸命に果たしていく。必ず、皆さんの期待に沿うよう頑張ります」と満面の笑みを浮かべた。
富山市大町下田割の選挙事務所は夜に入ると、自民党関係者や支持者らで膨れ上がり、入り切らずに外で待機する人も。開票開始前から優勢が伝えられ、高まった熱気と興奮は午後十時半ごろ、長勢さんが知子夫人と姿を見せるとボルテージは最高潮に達した。同十時三十五分、同市選管の第一回速報が出ると、力示健蔵選対本部長が高らかに勝利宣言し、平村国光総括責任者の発声で万歳を繰り返した。
長勢さんは「厳しい選挙だったが、四期の実績を評価していただけた。年金制度改革や雇用安定策などをやり遂げ、構造改革の一翼を担う」と力強く語った。
野上浩太郎参院議員、知事代理の大永尚武副知事、県市長会長の森雅志富山市長、島田一公明党県本部代表、産業界を代表して「長政会」代表世話人の中尾哲雄インテック社長らが次々と祝福の言葉を寄せ、万歳を重ねた。中沖豊知事、北島秀一郎県議会議長、高木繁雄北陸銀行頭取らも祝福に駆けつけた。
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2003/11/10
【富山新聞】
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再び大勝、宮腰さん3選、衆院選・富山2区「国、地域の夢へ働く」小泉内閣の一翼担う決意新た
黒部市田家新の宮腰さんの選挙事務所では、早々に詰め掛けた支持者が勝利を確信し、笑顔が広がった。午後九時四十五分ごろに宮腰さんが雅子夫人とともに姿を見せると、割れんばかりの拍手が事務所の内外に響いた。
竹内弘則選対本部長が勝利宣言し、荻野幸和総括責任者の発声で万歳を繰り返した。初陣となった一九九八(平成十)年の補選では、今回と同じく西尾政英さんが対立候補として出馬し、つば競り合いを演じ、〇〇年の前回衆院選では約十万五千票の圧倒的な票を得て二期目の当選を果たした。
宮腰さんは農水政務官を務め、今回は現職の内閣府政務官として着実に政治家としてのキャリアを積んで臨んだだけに、選対本部も「圧倒的な勝利でなければならない」とみていた。それだけに各市町村から報告される開票状況で、宮腰さんの有利が伝えられる度に、事務所内にはどよめきが沸いた。
顔を紅潮させた宮腰さんは「厳しい戦いだったが、さまざま訴えてきたことが大方の有権者に理解してもらえた」と語り、支持者に感謝した。「富山県人らしく誠実に、国のために半分、地域の夢のために半分、力いっぱい働きたい」とも抱負を述べた。宮腰さんの周りには、祝福する人の列ができ、一人一人と力強く握手を繰り返した。
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2003/11/10
【富山新聞】
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〔衆院選、富山県内小選挙区開票結果〕
●〔1区〕
当 76,154 長勢甚遠 60 ☆自前
◎ 51,306 村井宗明 30 ☆民新
9,764 山田哲男 56 共新
【全票終了】無効3,227、不受理1、持ち帰り12
●〔2区〕
当 93,849 宮腰光寛 52 ☆自前
◎ 42,244 西尾政英 42 ☆民新
13,792 辰尾哲雄 54 ☆社新
8,015 古沢利之 49 共新
【全票終了】無効3,545、持ち帰り4
●〔3区〕
当159,316 綿貫民輔 76 自前
◎ 51,663 窪田正人 56 ☆社新
17,756 坂本洋史 33 共新
【全票終了】無効8,687、不受理2、持ち帰り9
(注)「当」は当確・当選、◎は落選したが法定得票数に達した人。得票数、氏名(敬称略)、年齢(投票日現在の満年齢)、政党名、前元新別。☆は比例代表との重複候補者。党派別の自は自民、民は民主、共は共産、社は社民。当選者の略歴は現職に次いで経歴。
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2003/11/10
【北日本新聞】
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政治の新風県内にも、民主新人・村井氏復活当選
ヤングパワーが自民王国に一矢−。衆院選で10日未明、30歳の民主新人・村井宗明さん(1区)が比例復活で初当選を果たした。県内小選挙区は、1区で長勢甚遠さんが五選、2区は宮腰光寛さんが3選、3区は前衆院議長の綿貫民輔さんが貫録の12選。比例代表でも萩山教厳さんが5選、橘康太郎さんが4選を果たし、県在住の自民前職5人がそろって議席を確保した。7年ぶりの非自民代議士の誕生で、マニフェスト(政権公約)に象徴される政治の新風が県内にも吹き込んだ。
「自民王国に初めて風穴があきました。最後の最後まで支えてくれた皆さん、奇跡を起こしてくれた富山県民のために、命懸けで尽くします」。1区で惜敗した村井宗明さん(民主)が比例代表で復活、涙交じりで初当選の喜びを絶叫し、万歳と「村井コール」を繰り返す支持者らで事務所の興奮は最高潮に達した。
小選挙区での敗戦が濃厚になり、富山市牛島本町の事務所はいったん重苦しいムードになったが、比例復活に望みをつなぐ支持者が多数残った。日付をまたいだ10日午前2時前、テレビが当確を伝えると、事務所は割れんばかりの拍手と熱気で沸き返った。
同2時すぎ、事務所に着いた村井さんはもみくちゃにされながら、支持者らと抱き合った。選対本部長の谷林正昭参院議員が勝利宣言し、統括責任者の広野允士参院議員、草嶋安治連合富山会長らがあいさつ。歓声の中、マイクを握った村井さんは「皆さんが若い私を支えてくれ、九回裏ツーアウトからの奇跡の逆転劇を迎えることができた。勇気を持って、希望の未来への扉を開いてくれた」と涙交じりに話した。
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2003/11/10
【北日本新聞】
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自民前職5氏当選、比例で村井氏が復活当選
県内3小選挙区はすべて自民党前職が当選し、1区の長勢甚遠氏が5選、2区の宮腰光寛氏が3選、3区の綿貫民輔氏が12選を果たした。比例代表北陸信越ブロックは自民、民主両党が5議席ずつを獲得し、県内関係では自民党前職で名簿1位の萩山教厳氏が5選、2位の橘康太郎氏が4選を飾ったほか、1区と重複立候補した民主党新人の村井宗明氏が復活当選した。県内で民主党衆院議員が誕生するのは初。
県内の投票率は59.24パーセントで、初めて60パーセントを下回り戦後最低となった。
自民の前職3氏は支援組織を固め、盤石の態勢で選挙戦に臨んだ。1区では長勢氏が前回選挙より1万近く票を上積みしたが、村井氏は約2万5000票差まで詰め寄った。
5政党の計50人(うち重複立候補43人)が11議席を争う比例代表北陸信越ブロックは、比例単独で名簿登載された萩山、橘両氏が早々と当選を決めた。小選挙区の候補17人を1位に並べた民主は、村井氏が惜敗率67.37パーセントで最後の5議席目に滑り込んだ。社民党は、2区の辰尾哲雄、3区の窪田正人の両氏が重複1位だったが、前回獲得した党の1議席を守れなかった。
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2003/11/11
【富山新聞】
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衆院選・当選の6氏に聞く、参院選候補選考、組織充実急ぐ「谷林氏破る人物を」と長勢、綿貫、萩山氏「公正な手続き必要」と宮腰、橘氏
来年夏の参院選では、自民党県連役員会が擁立案として打ち出したインテック社長の中尾哲雄氏が九日、辞退を表明した。自民にとっては一九九八(平成十)年の参院選で当選した永田良雄氏の急逝後、繰り上げ当選した民主党の谷林正昭氏を相手に「議席奪還」をかけた選挙になる。
萩山氏 中尾氏が辞退したことで、これまでの選考作業はご破算になった。現職の谷林氏に勝てる候補を早急に探さねばならない。簡単なことではない。
橘氏 一から出直すべきだ。どんな選考過程があったのかは分からないが、私にも最初は「中尾さんで了承してくれ」とのことだった。だから選考方法に異論が出た。民主主義のやり方に反したやり方が、こんな結果を招いたということだ。
長勢氏 県連執行部としては、全県的に勝てる候補ということで中尾氏を推薦させてもらうことにした。(中尾氏の辞退は)私としては残念だが、今後のことは執行部と相談して対応を決めることになる。
綿貫氏 私は決して悪い候補者とは思わなかった。人の名誉に関することだから、長く引っ張ってたなざらしにした県連のやり方には問題なしとはしないが、選考過程なんて関係ない。結果よければ、すべてよしだ。
宮腰氏 中尾氏は人物、識見ともに高く評価されている人物だ。しかし、政治の流れが大きく変わろうとしている中、年齢の問題が大きかったのではないだろうか。改めてきちんとした手続きを踏んで、候補をきめていくことになるだろう。
萩山氏 具体的には今回の衆院選で民主党の村井氏が善戦したのを見ても若い候補者が必要だと思う。自民党が一本化できることが大前提だが、若手の県議から選ぶのもいい。それなら実績もある。思い切って四十歳前の女性から人材を選考するのも一つの手ではないか。
綿貫氏 二〇〇一(平成十三)年の前回参院選で、広野允士氏(現民主党参院議員)に勝てる候補として野上浩太郎氏を擁立したように、谷林氏を倒せる人物でないとだめだ。県の東西どちらから候補を立てるにしてもだ。以前なら自民党が公認すれば当選できたが、今は有権者の受け止め方も変わっている。
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2003/11/11
【富山新聞】
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衆院選・当選の6氏に聞く、自民党・民主党、来夏の参院選勝利へ、自民党の得票増際立つ 比例代表、民由合併の効果も
衆院選が終わり、富山県内では三小選挙区で自民党前職の長勢甚遠、宮腰光寛、綿貫民輔三氏、比例代表で同前職の萩山教嚴、橘康太郎両氏と新たに民主党新人の村井宗明氏が当選した。両党にとっては議席の維持と獲得の喜びに浸る間もなく、次の国政対決である来年夏の参院選へ態勢固めが迫られている。候補選考を急がねばならない自民、議席獲得を弾みにしたい民主。村井氏に同行した民主党県連代表の谷林正昭参院議員を含めて当選あいさつのため十日、富山新聞社を訪れた両党の新代議士に戦術や戦略を聞いた。
県内での比例代表の得票では、自民党が二〇〇〇(平成十二)年の前回衆院選より一万八千七百二十五票増やし、民主党は前回の旧自由党と合わせた票より三万七千四百六票減らした。投票率が下がった中でも自民党の得票増が際立っている。
宮腰氏 自民党が伸びたのは小泉内閣の構造改革が評価されたからだろう。企業を回っても、長いトンネルは抜けつつあるという人が多かった。民主、自由については、合併効果はそれなりにあったのだろうと思っている。
村井氏 マスコミは(合併で民主、自由両党の得票を)足し算した数字より少なく、取りこぼしたとみているようだが、投票率は低下している。得票数ではなく得票率の足し算では合併した場合とほぼ一致している。合併は120%成功だ。
萩山氏 高速道路の無料化など民主党の実現不可能なマニフェスト(政権公約)に惑わされた。 橘氏 しっかりと国民の声に耳を傾け、改めるところは改める小泉純一郎首相の態度や責任政党としての自民党に対する期待の表れだ。
宮腰氏 自民党は結果で答えを出す政党だ。現実的な公約を掲げて選挙を戦った。今後の国会議論を通じて、民主党のマニフェストも厳しく検証されるだろう。それが来年夏の参院選に通じることになる。
谷林氏 (自民が得票を増やしたのは)小泉人気で無党派層が流れたからだ。無党派層は野党に流れ、本来なら民主に来るはずだが、今回は自民に流れた。民主が合併したから嫌だということではない。無党派層の票は自民と民主で半々になったと考えている。
●「復活」に見直し論も、自民
衆院選富山1区で県内では初めて惜敗率による復活当選が生まれ、村井氏が議席を得た。
綿貫氏 復活当選は落ちた候補が上がってくる変な制度だ。これが民主主義なのかと思う。救われる人はそれでいい制度かもしれないが、そういう形で当選した人も平等な権利があるのか、それが民意なのかは疑問に思う。一票の重みというけど(有権者一人が)二票を持つことになってしまう。こういうやり方がいいのかどうか。
宮腰氏 県内で野党の国会議員が増えたと言っても、選挙区で本当に勝って議席を得た議員は衆参ともにいない。選挙制度の問題はそこにある。復活当選という問題を解決するためにも、衆院は比例を減らしていかなければならない。萩山、橘両氏のように出るべき選挙区がない場合はもちろん例外だ。民主党も比例を減らすと公約しており、今度は審議拒否はできないだろう。
長勢氏 村井氏が比例復活する可能性は低いと思っていたが、当初から(惜敗率の順位は)五、六番目と予想していた。石川1区で自民党の馳浩氏が敗れたことで、比例で民主の議席に余裕が生まれた。
村井氏 石川1区で奥田建氏が勝利し、長野、新潟県で比例票を出したことによって、比例での五議席目が得られた。どんな形であれ、議席を得たことで初めて自民王国にひびが入ったと言えると思っている。
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2003/11/13
【富山新聞】
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有権者の期待を胸に活躍を、衆院選、富山県内小選挙区、代理人に当選証書
衆院選の当選証書付与式は十二日、県庁で行われ、県内の小選挙区で当選した自民党の長勢甚遠氏(富山1区)と宮腰光寛氏(同2区)、綿貫民輔氏(同3区)の各代理人に島崎良夫県選管委員長から証書が手渡された。
島崎委員長は「今回は日本の政治の方向を決める重要な選挙だった。皆さんへの有権者の期待は大きい。国民の代表として国政の場で活躍していただきたい」と述べた。
比例代表北陸信越ブロックで当選した自民党の萩山教嚴、橘康太郎両氏と民主党の村井宗明氏への当選証書付与は十五日、他のブロックの当選者とともに総務省で行われる。
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2003/11/17
【富山新聞】
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山里の料理、ごう汁を満喫、八尾町室牧地区で祭り
八尾町室牧地区の田楽・ごう汁祭りは十六日、同地区の旧室牧小グラウンドで行われ、大勢の家族連れらが山間部の食文化の一つである、ごう汁の味に舌鼓を打った。
ごう汁は干した大豆に水を含ませた後、すりつぶし、なめこなどの具と合わせてみそ汁にした郷土料理。かつて大豆をハサがけした際に、サヤが弾けて豆が落ち、雨や夜露でふやけた豆を大事に拾って、みそ汁にしたのが始まりとされ、近年は健康食志向から注目を浴びている。
会場では、ごう汁のほか、同地区のJA青壮年部が祭りのために栽培した里芋で田楽や唐揚げコーナー、特産品販売コーナーが人気を呼び、特設舞台では室牧民謡同好会の民謡や児童の尾鷹山太鼓、奇術などが披露された。会場には先の衆院選で当選した宮腰光寛代議士も駆けつけて、山里の味に舌鼓を打った。
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2003/11/20
【富山新聞】
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バッジに「5万人の重み」民主党・村井氏が初登院
特別国会が召集された十九日、先の衆院選で初当選した民主党の村井宗明代議士が衆院に初登院し、力強く赤じゅうたんを踏みしめた。胸に真新しいバッジをつけた村井氏は「このバッジに五万人を超える有権者の期待がこもっている」と表情を引き締め、本会議に臨んだ。
議員宿舎への引っ越しが間に合わず、前日は新宿のカプセルホテルに宿泊したという村井氏は、午前八時半過ぎに衆院第一議員会館六階の事務所に到着。富山高同級生から贈られたネクタイを締め、徒歩で国会議事堂の中央玄関に向かった。
国会内では偶然すれ違った自民党の宮腰光寛代議士にバッジのつけ方を教わる一幕も。村井氏も笑顔で国会の先輩に頭を下げ、握手を交わした。
それでも、抱負を問われると「与党は選挙中には『年金を守る』と言っていたのに、九日後には(厚生労働省案で)年金を大幅切り下げを打ち出した。正直、がっかりした」と、街頭演説さながらに与党批判を強め、国会での対決に意欲を燃やした。
この日は、自民党の綿貫民輔、長勢甚遠、萩山教嚴、橘康太郎の各代議士もバッジを新しいものに付け替え、本会議に臨んだ。
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2003/11/21
【富山新聞】
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需要に応じた配分を、北陸四県農政議員懇談会、コメの生産目標で
北陸四県農政議員懇談会は二十日、東京・紀尾井町の赤坂プリンスホテルで開かれ、江西甚昇富山県農協中央会長ら農業団体幹部が関係国会議員に、コメの生産調整では来年産米から都道府県ごとの需要に応じた生産目標配分が確実に行われるように求めた。
農業団体側は▽米政策改革に伴う新たな助成制度で、生産者の手取りが現行を下回ることがないよう、産地づくり対策交付金の担い手割合の見直し▽集荷円滑化対策でJAへの出荷者とJA以外への出荷者に不公平がないようにすること―なども要望した。要望には富山県から夏野元秀同中央会副会長、仕切義宣全農県本部長らも出席した。
富山県関係の国会議員では長勢甚遠、宮腰光寛、橘康太郎の各代議士と野上浩太郎参院議員が出席した。議員側からは「需要に見合ったコメづくりへ向かうことが必要だ」(宮腰氏)などの意見が示された。
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2003/11/21
【北日本新聞】
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上海便誘致活動を評価、国会議員に県が説明
県は20日、都内のホテルで、県在住国会議員に政府などに対する平成16年度の重要要望事項を説明した。国会議員からは、上海便の誘致活動を評価する意見や、治安悪化対策として警察官増員に協力する考えなどが示された。
綿貫民輔、長勢甚遠、萩山教厳、橘康太郎、宮腰光寛、村井宗明、野上浩太郎、谷林正昭、広野允士、又市征治の衆参全十議員が参加。県側は中沖知事、大永副知事、北島秀一郎県議会議長、四方正治副議長らが出席した。
中沖知事は「元気な県づくりに向けた対策、交通、情報通信体系の整備など県発展の基盤づくり、緊急課題としての景気雇用対策を中心に要望をまとめた。ご支援をお願いしたい」とあいさつ。富山政策総括監が新規11件を含む54件を説明した。
国会議員からは、県警察学校の整備で採用するPFI方式について、さまざまな形態を検討すべき▽日本海の安全確保へ「高速高機能巡視船」を富山に配備すべき▽医薬品販売の規制緩和は安全性の面から安易に実施されるべきではない−などの意見や要望が出された。
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2003/11/21
【北日本新聞】
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7選出馬を熟慮、荻野黒部市長、満了まで3カ月
黒部市の荻野幸和市長(65)=6期、荻生=は、来年2月23日の任期満了まで3カ月となった。9月議会では「市町村合併を控え、任期中どこまでできるのか、最終ぎりぎりの判断をしたい」と進退の明言を避け、その後も判断を明らかにしていない。合併協議は新市名や役所の位置がまとまらず「市長の責任として合併達成を」との声が日増しに強くなっている。「ぎりぎりの荻野流」がどう動くか、12月議会に向け動向が注目される。
「だれか若いもんがやるでしょ」
支持者や報道陣に市長選出馬について聞かれると、荻野市長は口癖のように同じせりふを繰り返す。引退して後継に市長職を譲るとも取れるし、名乗り出る若い人がいないなら自分が出るとも取れる、独特の「荻野流」の言い回しだ。ただ「やめる」という言葉は使っていない。
県内首長トップの六選市長として常に多選批判を浴び、昭和55年の初当選も含め6回とも無競争で有権者の洗礼を受けていないと批判されてきた。前回平成12年の選挙の時も同じように「若いもん…」と最後まで不出馬をにおわせた。
5期目を終え、6選出馬が取りざたされた前回も、9月議会では出馬表明せず、その後の市議会全員協議会で出馬の意思を示す異例の事態になった。「荻野流」には、市民の幸せを願い、多選によるマンネリ化を防ぐために真剣に悩んでいるとか、進退を明言しないことで他の動きを封じる狙いがあるとか、いろいろな見方がある。
今回がこれまでと違うのは、無競争や多選、マンネリへの批判が少ないことだ。宇奈月、入善、朝日の3町と平成17年3月の市町村合併を目指しており、仮に新人が出馬してもわずか1年あまりしか市長職を務められず、現職市長が出て当然との雰囲気がある。
9月議会は出馬要請する質問が続き、市長は「新市名や組織、建設計画など合併の課題を任期の5カ月間にめどを付け、次の世代へバトンタッチできる状態にすべきと思うが、ぎりぎりのところで判断したい」と述べ、合併協議の進展状況を見て進退を決断する考えを示した。
決断が遅れている荻野市長に対し、地元・荻生地区の後援会支部は既に、市内全地区の後援会支部を回って、支持を取り付けた。7月に開いた黒部後援会総会でも宮腰光寛衆院議員らが出馬を促し、後援会長の堀内三郎元県議は「合併協議が難航している状態で、無責任なやめ方はできないはず。激励する声も多く、我々は支援するつもりで準備を進めている」と話している。
合併協議は新市名が「黒部川」「黒部」「新川」の3つから絞り込めず、市役所の位置と分庁舎の役割も不明確なままで、首長の政治的決断が必要になりそうな気配だ。荻野市長は20日、北日本新聞社の取材に対し「合併問題や次の世代のことなど総合的に考えている」と述べ、進退について慎重な姿勢を崩していない。
黒部市長選は来年1月に行われる見込みで具体的な出馬の動きはない。
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2003/11/27
【富山新聞】
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収入、平成2番目の低さ、富山県内の政党、昨年の収支、社民党は増、他党は減
富山県選挙管理委員会は二十六日、県内の政治団体から提出された二〇〇二(平成十四)年分の収支報告書を公表した。提出した千三百十団体の収入総額は二十九億八千万円で前年比7・68%減、支出総額も十九億千九百万円で10・24%減となった。収入のうち前年からの繰越額を除く一年間の収入額は十九億六百万円で14・05%減少した。
一年間の収入額は平成に入って二番目に低い水準となった。〇一年に比べ収入、支出とも総額が減少したのは、〇一年には参院選が行われ、政党や各種政治団体の選挙関係費用がかさんだためとみられている。
一年間の収入額のうち、寄付収入は前年比11・9%減少し、十一億八百五十万円となった。景気低迷の影響とみられる。
政党別では、〇二年中に解散した自由連合以外の公明、社民、自由、自民、共産、民主各党の県内本部、支部などを含めた収入総額合計は十六億一千四十四万円で前年比9・68%減。前年からの繰越額を除いた一年間の収入額では、社民党が7・11%増の一億四百六十万円となったほかは、自民党が22・59%減の六億五千四百八十万円となるなど全政党が前年比で減少した。
●知事、2年連続トップ 長勢、萩山代議士続く
政党を除く政治団体の収支状況では、上位に入った各団体の収支額もおおむね前年を下回った。収入総額では、中沖豊知事後援会の豊友会が四千百五十万円で二年連続のトップ。二位は長勢甚遠を支える会の三千二百八十七万円、三位は「萩山教嚴連合後援会」の三千二百七万円だった。
このほか、井波綿貫民輔後援会、綿貫民輔後援会、宮腰光寛後援会、橘康太郎後援会など自民党代議士の後援会が上位を占めた。
支出総額では長勢甚遠を支える会が三千二百万円で前年の二位からトップに。二位は萩山教嚴連合後援会の三千百五十八万円、三位は豊友会の二千八百四十六万円だった。前年トップだった江西甚昇県議の資金管理団体「TIC」は上位十位に入らなかった。
政治家個人の後援会・資金管理団体以外の収入では、自民党県第三選挙区三支部協議会が二千三百五十五万円で八位、県医師連盟が二千二百二十三万円で十位だった。
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2003/11/29
【富山新聞】
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〔富山県関係国会議員・東奔西走〕北方四島、富山県の交流も支援、宮腰氏、県議会から陳情受け
自民党の宮腰光寛内閣府政務官はこのほど、政務官室で県議会経営企画常任委員会から北方四島との交流促進などに関する陳情を受け、北方問題担当者として県の取り組みを後押しすることを力強く約束した。
富山県は北方四島からの引揚者数が北海道に次いで多く、県の重要要望には青少年交流や専門家交流事業の拡充などが盛り込まれた。
宮腰氏は先週末、千島連盟根室管内青年部連絡協議会の設立総会に出席するため、北方四島を間近に望む根室市を訪問したばかりで、陳情団の面々にその様子を紹介し、交流促進への意気込みを熱っぽく語った。
宮腰氏が二度目の政務官に就任してから既に二カ月になるが、その間には衆院選という別の大仕事があった。選挙を勝ち抜き、ようやく政務官の職務に全力投球できる状況になっただけに、改めて意欲をみなぎらせている。
陳情団にも「選挙が終わって体が軽くなったが、荷物は重くなった」と、笑顔で語った宮腰氏。国会議員になる前から北方四島の返還運動などをライフワークとしてきたとあって、地元からの陳情は最高の激励になったようだ。
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